【映画コラム】ティム・バートンが語る『ダンボ』

2019年3月30日 / 18:55

 ところで、本作は、最近のバートン映画の常連であるエバ・グリーンの他、『シザーハンズ』(90)以来のアラン・アーキン、『バットマン・リターンズ』(92)以来のマイケル・キートンも顔を見せたが、最もバートンと縁が深いのはサーカス団の団長を演じたダニー・デビートだろう。

 バートンは「ダニーは『バットマン・リターンズ』ではサーカスのギャング団を率い、『ビッグ・フィッシュ』ではサーカス団の団長の狼男の役を演じた。今回もダンボが生まれたサーカス団の団長役。だから『ダンボ』は、私と彼にとっては“サーカス3部作”の最終章なんだ」と語った。ということは、サーカスを舞台にしたバートン映画はもう見られないのだろうか。だとすればとても残念だ。(田中雄二)

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