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ところで、エアエンライクは、コーエン兄弟の『ヘイル、シーザー!』(16)で気のいい西部劇のスターを演じたので、今回のキャスティングにはそうした部分も加味されたのだろうか、などとも考えたが、自分のような旧作からのファンにとっては、やはり「ハン・ソロはハリソン・フォード」のイメージが強過ぎるので、正直なところ乗り切れないものがあると感じた。
これはあくまでスピンオフとして楽しむべきなのかとも思うが、どうやらシリーズ化されそうなので、今後は、エアエンライクが新たなハン・ソロ像を築けるかどうかが鍵になるだろうという気がする。(田中雄二)