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この他、写真が豊富なムック形式のものとして、『浪花千栄子の人生』(メディアソフト刊)と『浪花千栄子の人生劇場』(宝島社刊)が発売されている。2冊とも、浪花の人生が項目ごとに整理されており、気軽に読める。ドラマを見ながら、その都度、気になった項目を読んでみるという使い方もできるだろう。また、前者には巻末に略年譜や出演映画の一覧が掲載されており、その膨大なキャリアの一端が実感できる。
一方、後者は、浪花の代表作『祇園囃子』(53)のDVDが付属しているのが特徴。画質も良好なので、日本映画全盛期に浪花がブルーリボン賞助演女優賞を受賞した名作をコレクションするという観点で手に入れるのもありだろう。
以上、駆け足で紹介してみたが、年明け1月4日からの「おちょやん」京都編をより深く味わうためにも、お好みの1冊を手に入れてみてはいかがだろうか。(井上健一)