【コラム】親の七光りは無用! 自ら輝きを放つ実力派ぞろい2世役者たち

2019年1月3日 / 12:00

 福地桃子(21)も勝負の年を迎える。父は哀川翔で、デビューはテレビ東京系ドラマ「借王シャッキング〜華麗なる借金返済作戦〜」での哀川演じる主人公の娘役だったが、「哀川の娘」ではなく自分の力だけで頑張る道を選び、本名で活動をスタート。昨年は2クール連続でTBS系ドラマ「あなたには帰る家がある」「チア☆ダン」に出演した。

 今年は、記念すべき100作目となるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(4月1日放送開始)の柴田夕見子役で出演。まだキャリアは浅いが、ブレーク確実と言われている“ヒロインの親友”役でどこまで跳躍できるか見届けたい。

 父に緒形直人、母に仙道敦子、祖父に緒形拳を持つ超サラブレッド3世の緒形敦(22)。とはいえ、事務所のオーディションには出自は伏せたまま参加し、合格している。デビュー作は池井戸潤原作のTBS系連続ドラマ「陸王」(17)で、山崎賢人演じる大地の同級生・広樹役で出演し、インターネット上を沸かせたが、実力はいまだ未知数。

 今年は野村周平主演の天正遣欧少年使節の生きざまを描いた歴史ドラマ「MAGI」(Amazon Prime Videoで1月17日配信)で父・直人と共演。関心が高まっている。

 宮沢氷魚(24)も要チェック。父は元ロックバンド「THE BOOM」のボーカルで俳優でもある宮沢和史。『MEN’S NON-NO』の専属モデルになり活動するが、当初から俳優を目指していたこともあり、綾野剛主演のTBS系連続ドラマ「コウノドリ」第2シリーズ(17)の研修医・赤西吾郎役で役者デビュー。184センチの高身長イケメンで、日本とアメリカのクォーターの宮沢はまたたく間に女性ファンのハートを射止めた。

 今年はテレビ朝日系連続ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(1月19日放送開始)で、カリスマ生徒会長・鈴谷昂役として出演。学園恋愛ドラマで新たな一面を見せてくれるだろう。

 どんなにあらがおうとも、周囲から「2世」と見られてしまうことはやむをえないこと。プレッシャーをはねのけて、自分らしく輝く彼らのさらなる飛躍に期待したい。(錦怜那)

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