【マッサン インタビュー】玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス「僕の笑顔が彼女の笑顔、彼女の笑顔が僕の笑顔」 愉快な夫婦役を演じる

2014年9月23日 / 05:52

 9月29日から始まるNHK連続テレビ小説「マッサン」で玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックスが夫婦役で共演する。造り酒屋の次男坊、マッサンこと亀山政春(玉山)はウイスキー造りの奥深さに目覚め、単身スコットランドに留学。そして、そこで知り合った妻のエリー(シャーロット)と共に、国産ウイスキー造りに情熱を燃やす。撮影現場での息もぴったりの二人が、新ドラマについて語った。

 

玉山鉄二(左)とシャーロット・ケイト・フォックス

-二人はスコットランドで出会いますね。

シャーロット 第1次世界大戦直後のスコットランドの人々は皆沈みがちでした。エリーも息が詰まるような状態にいたところでマッサンと出会ったのです。彼のウイスキー造りに対する情熱や愛情に引かれたのだと思います。

-二人の今の関係はどんな感じですか。

玉山 「僕の笑顔が彼女の笑顔、彼女の笑顔が僕の笑顔」という関係がベースなのかなと思っています。

シャーロット 私が疲れていると玉山さんは、私の肩をたたきながら「分かるよ」と言ってくれるし、「一緒に前に進もう」と励ましてくれます。

-互いの人間性についてはどう思いますか。

玉山 彼女は頑張り屋さんです。不思議なことに日本人らしい奥ゆかしさを持っています。近くにいると心地良い感じのする女性です。

シャーロット 玉山さんは優しいし、何かに打ち込む姿に魅力を感じます。

-撮影現場の雰囲気はいかがですか。

玉山 僕があるシーンで行き詰まったとき、彼女が大阪弁で突っ込んだり覚えたての日本語を叫んだりして気持ちをほぐしてくれました。現場に笑いが漂っていて楽しいです。彼女はギョーザが大好きで、この日を乗り切ったらギョーザが食べられるという日の最後のシーンではギョーザダンスを踊っていました(笑)。キュートでしたよ。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】映画は原作を超えたか 沖縄の現代史を背景に描いた力作『宝島』/純文学風ミステリーの趣『遠い山なみの光』

映画2025年9月18日

『宝島』(9月19日公開)  1952年、米軍統治下の沖縄。米軍基地を襲撃して物資を奪い、困窮する住民たちに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。  村の英雄でリーダー格のオン(永山瑛太)と弟のレイ(窪田正孝)、彼らの幼なじみ … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】レジェンドたちの「朝鮮の旅」たどった写真家の藤本巧さん

2025年9月18日

 朝鮮の文化を近代日本に紹介した民藝運動家の柳宗悦や陶芸家の河井寛次郎。彼らが1930年代に見た朝鮮の風景に憧れ、1970年に韓国の農村を訪れたのが写真家の藤本巧さんだ。以来50年以上にわたり、韓国の人々と文化をフィルムに刻み続けてきた。 … 続きを読む

エマニュエル・クールコル監督「社会的な環境や文化的な背景が違っても、音楽を通して通じ合える領域があるのです」『ファンファーレ!ふたつの音』【インタビュー】

映画2025年9月18日

 世界的なスター指揮者のティボ(バンジャマン・ラべルネ)は、突然白血病を宣告され、ドナーを探す中で、生き別れた弟のジミー(ピエール・ロタン)の存在を知り、彼の隠れた音楽的な才能にも気付く。兄弟でありながらも異なる運命を歩んできた2人。ティボ … 続きを読む

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

 東日本大震災から10年後の福島を舞台に、原発事故で引き裂かれた家族と青春を奪われた若者たちの姿を描いた『こんな事があった』が9月13日から全国順次公開中だ。監督・脚本は、『追悼のざわめき』(88)などで日本のみならず世界の映画ファンから支 … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

 ニューヨーク・ブルックリンで暮らすアジア人夫婦を主人公に、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密が浮き彫りとなり家族が崩壊していく姿を、全編NYロケで描いた『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月12日から全国公開され … 続きを読む

Willfriends

page top