【撮影現場リポート】2019年大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」 中村勘九郎「『こんな大河、見たことない』とおっしゃっていただける最高の作品に」

2018年7月27日 / 17:23

 また、今までは中国の上海など限られた場所でしかできなかった路面電車の走行シーンが撮影できるのも、このオープンセットの特徴。この日は新橋駅前の場面ということで、その路面電車も堂々たる姿を見せていた。

 さらに、映像的な見どころとしては、8月にストックホルムでの海外ロケも予定している。現地には当時のスタジアムが残っており、3週間ほどかけて撮影を行なうという。劇中では4話にわたってストックホルムオリンピックの様子が描かれるようで、こちらも期待できそうだ。

 なお当日は、最高気温35度を越える猛暑日。「こんなに暑くなかった当時の夏も再現してほしい」(古舘)、「衣装さんが冬に向けて暖かいものを作ってくれたので、この猛暑の中ではつらい(苦笑)」(役所)と、思わず本音も漏れたが、それ以上の熱気に包まれた現場で、快調に撮影が進む。今からおよそ半年後、来年の1月の放送開始が楽しみだ。

(取材・文・写真/井上健一)

金栗四三役の中村勘九郎

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