【花燃ゆインタビュー】久保田磨希 「誰かに寄り添い続けることが亀の魅力なのだと思います」 吉田松陰の兄、梅太郎に嫁いだ杉亀役

2015年1月23日 / 18:53

 NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、主人公の文(井上真央)や吉田松陰(伊勢谷友介)の兄で杉家の長男、梅太郎(原田泰造)の妻、亀を演じる久保田磨希。梅太郎の母、滝(檀ふみ)と共に、杉家に明るく和やかな雰囲気をつくっている。久保田が杉家のほのぼのとした日々と、夫、梅太郎への愛を語る。

 

杉亀役の久保田磨希

-大河ドラマは初めての出演ですね。

 お芝居を始めた時の夢の一つが大河ドラマに出ることでした。以前に京都の太秦の近くにある芸能神社に、「大河ドラマに出たい」とお願いしました。その夢がとうとうかないました。

-どうしてそこまで大河に思い入れがあったのですか。

  実家は商売をしていて、子どものころは日曜日の夜だけ家族みんなでテレビを見る時間があり、それが大河ドラマでした。知らず知らずのうちに心の中で大事なものとして存在していたんだと思います。

-亀という役についてはどう思いますか。

 地に足の着いた人だなあと思いました。プロデューサーからは、楽しくやってくださいと言われ、杉家にコメディー的な要素を入れてほしいと求められていると思います。亀はきっと旦那さんの梅太郎さんのことがすごく好きなのだろうなと思いまして、演じる泰造さんもすごくキュートな方なので、梅太郎のことが好きなのだからこうするのだろうなと、イメージを膨らませてきました。

-夫婦の雰囲気をどうつくっていますか。

  やっと目が合うようになりました(笑)。スタンバイの時にすごくお話をしているんです。

-亀さんはどうやって杉家に解け込んでいくのでしょう。

  きっと滝さんの朗らかさに巻き込まれていったんだろうなと思います。初めは違和感があったかもしれないけど、その朗らかさが心地良くなったんでしょうね。

-夫の切腹を止めるシーンの撮影はいかがでしたか。

  そういう心情を描くシーンのときは事前に決めずに、相手役と一緒に演じてみて自分の心がどう変化するかで決めます。亀も子どもではないので、泣いてすがりはしないはず、逆に笑顔で演じようと思っていました。でも梅太郎さんの気迫が伝わってきて、知らず知らずのうちに涙が出ていたという感じになりました。「死なないで」と言えたらどんなに楽だったか。言葉にはできないけれど、自害はやめてほしいという気持ちが切なかったです。そのシーンの後はみんなの前に戻って来られなくて、セットの隅に潜んでいました。

-文役の井上真央さんの印象は?

  これから大河の主人公という看板を背負っていく方ですが、気負っているようなところは全くなく、すごく自然なたたずまい。なのにとっても強くて、りんとしているという印象です。

-寿(ひさ)の役作りに悩んでいた優香さんに声を掛けたそうですね。

  ご本人は、すごく嫌な人物だと解釈して演じていたみたいですけど、寿さんは杉家の中ではいつも怒っていますが、この家族の中にいたら、もっと自分のことを見てほしいと主張したくなるだろうから、それを素直に出せている寿はかわいいなと思って、優香さんに「私は寿のことが大好きよ。すごく人間くさくてかわいいもん」って言ったんです。その後、寿を好きになってくれたみたいで、あの時話せて良かったなと思います。

-萩言葉を話してみて感じたことは?

  標準語にはない親近感があります。地に根付いた言葉ですね。

-亀の魅力を伝えるような印象的なシーンはありますか。

  梅太郎さんに焼きもちを焼いたりするところも面白いのですが、誰かに寄り添い続けるというのが亀の魅力なのだろうなと思っています。誰かを支えている亀が魅力的なんです。


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