三國連太郎さんお別れの会に800人 西田敏行「実に見事な生涯でした」

2013年7月19日 / 20:37

 遺影は2000年に沼津市の魚市場で撮影されたもの

 今年4月14日に亡くなった俳優・三國連太郎さんのお別れの会「三國連太郎 海峡を渡る日 ~お別れの会~」が19日、東京都内で営まれ、山田洋次監督、北大路欣也、八千草薫、岸部一徳、津川雅彦、中尾彬、石橋蓮司、三浦友和、柄本明、中井貴一、石田純一ら、約800人の著名人や関係者が参列した。

 会の名称は、長男で俳優の佐藤浩市の発案で、三國さんの代表作の映画『飢餓海峡』にちなんで付けられた。祭壇も『飢餓海峡』をモチーフに海(荒波)を表現。波瀾(はらん)万丈の人生を送った三國さんを5000本の花で表した。遺影は2000年に沼津市の魚市場で撮影されたものが使用された。

 映画『釣りバカ日誌』シリーズで22年間にわたって三國さんと共演した西田敏行が参列者代表としてお別れの言葉を述べた。

 西田は「佐藤政雄としての壮絶な生い立ちを背負って芸能界入り、以後、佐藤政雄は髪の先からつま先まですべて三國連太郎に覆われ、視界から消えました」と三國さんの俳優人生を振り返った。さらに「愛すべきスーさんを演じました。演じ切りました。その間、私が知る限り一度も佐藤政雄が姿を現したことはないと思っています」と言い切った。

 「(最後は)老いたる獅子のごとく、そっと群れから離れ、自らが歩んだ道の足跡を消し、付いてこようとする後輩に『この道は三國連太郎しか歩けない道だ』ということを無言で諭してくれました。あなたの歩んだ役者の道は誰にも踏まれることのない、一本道です。実に見事な生涯でした」と称賛した。

 さらに「同時代を生きた後輩として、誇りに思います。私も私の役者道を歩んでいこうと決心しました。三國連太郎さん、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。


芸能ニュースNEWS

妻夫木聡、渡辺謙とバイクで2人乗りは「芝居とはいえ、気が気じゃない」 渡辺謙「北川悦吏子が演じているときに降りて来た」

ドラマ2024年5月6日

 テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」記者会見が5日、東京都内で行われ、出演者の妻夫木聡、渡辺謙、原田知世、杉野遥亮、大政絢、脚本家の北川悦吏子氏が登場した。  本作は、人生に悩む医者・佐倉陸(妻夫木)と、余 … 続きを読む

「東京タワー」“透”永瀬廉のピュアな涙に「切ない」の声 「透がピュア過ぎて心が痛い」「詩史さんが思わせぶり過ぎる」

ドラマ2024年5月5日

 永瀬廉が主演するドラマ「東京タワー」(テレビ朝日系)の第3話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  2人で会う時間を重ね、詩史(板谷由夏)との恋におちていく透(永瀬)。そんな透はある日、詩史が建築賞を受賞したことを知る。詩史を祝 … 続きを読む

「6秒間の軌跡」「星太郎、やっぱりお母さん大好きなんだね」「奇跡でお願いします」

ドラマ2024年5月5日

 高橋一生が主演するドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(テレビ朝日系)の第4話が、4日に放送された。  本作は、地方都市で代々受け継がれる花火店を舞台に、こじらせまくりな花火師・望月星太郎(高橋)の前に、死んだはずの父 … 続きを読む

「9ボーダー」“コウタロウ”松下洸平の優しいキスに視聴者もん絶 「こんな人が居たらほれてしまうよ」「かわいくて好き過ぎる」

ドラマ2024年5月4日

 川口春奈が主演するドラマ「9ボーダー」(TBS系)の第3話が、3日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、19歳、29歳、39歳…各年代のラストイヤー“9ボーダー”の3姉妹がモヤり、焦りながら自分の生きる道を模索するヒューマンラ … 続きを読む

「季節のない街」「夫婦のことは他人には分からない」「クドカンさんが作るものの下敷きは落語なんだなあ」

ドラマ2024年5月4日

 企画・監督・脚本、宮藤官九郎氏によるドラマ「季節のない街」(テレビ東京系)の第五話「僕のワイフ」が、3日深夜に放送された。  本作は、黒澤明監督が『どですかでん』(70)として映画化したことでも知られる山本周五郎の同名小説をベースに、舞台 … 続きを読む

Willfriends

page top