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NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。関ヶ原の戦いに勝利した主人公・徳川家康(松本潤)は征夷大将軍に就任し、江戸幕府を開いた。こうして戦国乱世が終わりに近づく一方で、若い頃から家康を支え、数多の戦を潜り抜けてきた“戦国最強武将”本多忠勝が、ついにこの世を去った。物語がクライマックスを迎えつつある中、ここまで忠勝を演じてきた山田裕貴が、最後の登場となった第44回を中心に、役を生きた長期の撮影を振り返ってくれた。
僕と杉野氏は、それぞれの個性というか、根底にある“魂の感覚”みたいなものが全く違うんです。例えば、僕が火なら、彼は水、みたいな感じで。でも、それがよかったんじゃないかなと思います。現場でも、芝居について「ああしよう、こうしよう」と特別多く話したわけではないですが自然と臨むことができました。さらには皆さんから“平平コンビ”と呼んでいただけたわけですから。それはすごくありがたかったです。
実は僕、第2回の大樹寺の場面で、泣きながら腹を切ろうとしていた殿が突然、虎のような表情に一変したとき、後ずさりしているんです。足元のアップがあるわけでもなく、ほんの少し後ろに下がっただけなんですけど。さらにその後、大樹寺を包囲した敵に向かって殿が啖呵(たんか)を切った場面でも、その勢いに圧倒され、「この人はすごい!」と一歩下がっています。
でもそれ以降は、相手が織田信長でも武田信玄でも、絶対に引き下がらないと決めていました。「自分を退かせたのは、この男しかいない」という経験をしたことにしたくて。なぜなら、平八郎は「殿を守って死ぬことが夢だった」と言っているので、あの時点で心を打たれていないと、いつまでも「俺は認めん」と言いながら殿のそばにいるのは苦しいんですよね。それを演出の方に何度も話していたら、結果的にそのせりふが増えていって。だから、最後の小平太とのやりとりは、僕が演じてきた忠勝の思いが伝わった瞬間でした。
ドラマ2024年5月13日
カンテレ・フジテレビ系で毎週月曜夜10時から好評放送中の「アンメット ある脳外科医の日記」。元・脳外科医の子鹿ゆずる氏が原作(漫画:大槻閑人氏)を務め、『モーニング』で連載中の同名漫画を原作に、不慮の事故で記憶障害を抱えた脳外科医・川内ミ … 続きを読む
映画2024年5月13日
現在から300年後、人類と猿の立場が完全に逆転し、猿が独裁支配をもくろむ衝撃的な世界を大胆に描いた「猿の惑星」新サーガの第1章『猿の惑星/キングダム』が公開された。来日したウェス・ボール監督に話を聞いた。 -最初の『猿の惑星』(68)から … 続きを読む
ドラマ2024年5月11日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。5月5日に放送された第十八回「岐路」では、藤原道長(柄本佑)の兄・道兼(玉置玲央)の死と、それによって空席となった関白の座を巡る道長と藤原伊周(三浦翔平)の争いが描かれた。 妻・定子(高畑充希 … 続きを読む
映画2024年5月10日
『猿の惑星/キングダム』(5月10日公開) 今から300年後の地球。荒廃した世界で高い知能と言語を得た猿たちが、文明も言語も失い野生化した人類を支配していた。そんな中、若きノア(オーウェン・ティーグ)は、巨大な帝国を築く独裁 … 続きを読む
映画2024年5月9日
18年前の台湾。高校3年生のジミー(シュー・グァンハン)はアルバイト先で4歳年上の日本人バックパッカーのアミ(清原果耶)と出会い、恋心を抱く。だが、突然アミの帰国が決まり、落ち込むジミーにアミはあることを提案する。現在。人生につまずいた3 … 続きを読む