星乃あんな「この映画で「ザ・Jホラー」の魅力を思う存分に感じてほしいと思います」『だぁれかさんとアソぼ?』【インタビュー】

2026年7月23日 / 10:20

 若者たちの間でひそかにはやる絶対にやってはいけない遊び。それは、学校の誰もいない階段の13段目でカセットテープに日付と名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人は死ぬというものだった…。「呪怨」シリーズの清水崇監督が、アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の鎮西寿々歌を主役に迎えた学園ホラー『だぁれかさんとアソぼ?』が7月24日から全国公開される。本作で鎮西演じる小春の妹・菜々美を演じた星乃あんなに話を聞いた。

星乃あんな (C)エンタメOVO

-最初に脚本を読んだ印象から伺います。

 自分にとっての初めてのホラー作品だったということもあるのですが、「これが日本のホラーだ」とすごく感動しました。それと同時に、登場人物の関係性が結構キーになるような作品だと思ったので、役作りを徹底的にしてから撮影に挑まなければと思いました。

-学校の階段の13段目でカセットテープに日付と名前を吹き込むと名前を吹き込まれた人が死んでしまうという設定についてはどう思いましたか。

 私の学校でも「何時ぐらいにここをのぞくと、何かいるらしい」みたいな都市伝説や学校の怪談みたいなものがあるので、「これ何か分かる」と思うところはありました。

-役作りはどのようにしたのですか。

 今回の作品は、演じた菜々美と私との共通点があまりなかったので、自分と照らし合わせるのがすごく難しかったのですが、お姉ちゃんとの関係や、今このせりふを言っている時、本心ではどう思っているのだろうということを常に考えるようにしていたので、脚本を読んでいるうちに、ここで気持ちが変わったんだと分かってきました。また、思春期の女の子の悩みなどを考えながら役作りをしました。自分の中にあまり共通点がなかったので、工夫したり、考えたことが多かったです。

-実際に役を演じてみてどんな感じでしたか。難しかったですか。

 難しかったです。脚本を読んでいる時は、共演者の方たちと実際に演技をしていない状態で、1人で練習していたので、いざ対面で演技をすると、やはり違う感情が湧いてきました。現場の雰囲気などで、もしかしたら私が思っていたこととは違うのかもしれないと気付くことも多かったですし、共演者の皆さんとたくさん話し合いながら、役作りを進めていったので、スクリーン越しにその心情が伝わるような演技ができたのではないかと思います。

-自分とはあまり共通点はなかったとのことですが、菜々美というキャラクターをどのように理解しましたか。

 共通点もないですし、暗い過去があるというのも私とは違います。私から見れば、こんなに妹思いのお姉ちゃんやすてきな友達がいて、いい生活をしているはずなのに、本人の中では思うことがたくさんある。そういうところはせりふでは表されていないので、ちゃんと理解してあげることが必要だと思いました。

-ホラー映画に対する思いは?

 ホラー映画は音も怖くて、画面をちゃんと見られないので今まで劇場で見たことがなかったのですが、今回ホラー映画に出演させていただいたので、初めて劇場で見ようと思います。初劇場ホラーに挑みます。

-では、苦手なホラー映画に出演するのは、どんな気持ちでしたか。

 ホラー映画の現場では怪奇現象がたくさん起こるみたいなことを聞いたり、記事で読んだりしていたので、「呪われたらどうしよう」みたいな心配をずっとしていました。お清めスプレーを買って、現場にお清め系セットを持っていきました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

望海風斗&坂本昌行が初共演で挑む、新たな「ファニー・ガール」 「元気とパワーと自信をもらえる作品」に【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月22日

 望海風斗と坂本昌行が出演するミュージカル「ファニー・ガール」が、9月8日から日生劇場で上演される。本作は、ニューヨークのブロードウェーレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライスの伝記ミュージカルとして1964年に … 続きを読む

八津弘幸 「豊臣兄弟!」本能寺の変は「僕と小栗旬さんの思いを込めた」脚本家が語る舞台裏【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年7月18日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。中盤のクライ … 続きを読む

内野聖陽、念願のリア役にかける思いとは 「リア王 -KING LEAR-」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月17日

 シェークスピア四大悲劇の一つ「リア王」が内野聖陽の主演で9月21日から上演される。舞台、映画、テレビと各方面で活躍し、硬軟・老若を問わず多彩な役柄を演じ分ける実力派の内野。ドラマ「ゴールドサンセット」の劇中劇で「リア王」を演じた経験と熱い … 続きを読む

唐田えりか「染谷将太さんのお芝居が衝撃的でした」コンビニ店を舞台にした異色ホラーで初共演『チルド』【インタビュー】

映画2026年7月16日

 カンヌ国際映画祭に出品された『寝ても覚めても』(18)やNetflixの「極悪女王」(24)で注目を集め、今年も『恋愛裁判』、『モブ子の恋』など出演作の公開が相次ぐ唐田えりか。常に挑戦を続ける彼女の最新作が、コンビニ店を舞台にした異色ホラ … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第26回「信長を笑わせろ!」 人間ドラマと華やかなエンターテインメントが一体になった大河ドラマならではのエピソード【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年7月10日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。7月5日放送の第26回「信長を笑わせろ!」では、小 … 続きを読む

page top