【インタビュー】映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』梶裕貴「小さい頃に見ていた作品に自分が声優として参加するというのは夢のよう」

2022年2月9日 / 12:00

 1984年に公開され、世界的大ヒットを記録した映画『ゴーストバスターズ』。89年には続編『ゴーストバスターズ2』も公開された。そして、30年の時を超えて正統続編となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が全国の映画館で大ヒット公開中だ。本作で主人公フィービー(マッケナ・グレイス)の兄・トレヴァー役のフィン・ウルフハードの吹き替えを担当し、オリジナル版の『ゴーストバスターズ』のファンだという梶裕貴に、本作の見どころや個性豊かなキャラクターの魅力を聞いた。

トレヴァー(フィン・ウルフハード)の吹き替えを担当した梶裕貴

-吹き替え版の声優として参加が決定したときの心境を聞かせてください。

 オリジナル版は、幼い頃からテレビ放送などでよく見ていたので、自分の中での“洋画作品との出会いの一本”です。世界観や楽曲も含めて大好きだったので、こうして続編が作られるということ自体に、すごくワクワクしていました。そして、そこにまさか自分が参加させていただけるとは。驚きと喜びでいっぱいです。

-プレッシャーはありましたか。

 今回に関しては、プレッシャーというよりも、純粋に喜びの方が大きかったですね。もちろん、やらせていただく以上、より良いものにしたいという思いはありましたし、30年以上の時を経て、オリジナル版とストーリーがつながるわけで、その世界に恥じないようなお芝居をしなくてはという気持ちもありました。でもそれ以上に、こんなありがたい機会はまずないので、本当に光栄だなと思いました。自分の未来に、まさかゴーストバスターズの孫になる世界線が存在したとは(笑)。子どもの頃に見ていた作品に自分が声優として参加する…。まさに夢のようです。

-「ゴーストバスターズ」シリーズのファンでもある梶さんですが、ファン目線から、本作にはどのような印象を持ちましたか。

 最高でした! この作品だけを見ても十分楽しめると思いますが、至るところに伏線…、オリジナル版へのリスペクトがちりばめられているので、僕としては、それを感じられる部分にやっぱりしびれましたね。監督やスタッフの皆さんが、オリジナル版を愛して大切にされているのが強く感じられ、それがファンとしてうれしかったです。

-トレヴァーの印象を教えてください。

 思春期らしいちょっと斜に構えている部分がありつつ、とてもうぶで、どこか抜けている感じのキャラクターです。トレヴァーを演じているフィン・ウルフハードさんは、端正なお顔立ちと抜群のスタイルもあり、クールでかっこいい印象を個人的に持っていたので、ギャップがありましたね。ポジション的に本作のコミカルな部分を担っているキャラクターでもあるので、音響監督さんからは「三枚目なお芝居を心掛けてほしい」との演出をいただきました。思春期の繊細さも念頭において、そのどちらもが共存する役作りを目指しました。

-『ゴーストバスターズ』の好きなシーンや、気に入った部分はありますか。

 父親が映画好きで、よく一緒にテレビで見ていたので、その当時の思い出がよみがえってきます。ノーゴーストのマークやつなぎ、ガジェットあたりがやはり印象的ですね。マシュマロマンがかわいくもあり、少し怖くもあり、登場するとドキドキワクワクしていたことを思い出します。それから、本シリーズはテーマ曲も耳になじみがありますよね。今でも無意識によく口ずさんでいます(笑)。笑いと感動がバランスよく詰まっている王道っぷりが、この作品の魅力ですかね。

-今回、俳優陣はもちろんですが、日本語吹き替版えの声優陣もとても豪華ですね。

 アニメや吹き替えなど、多方面で活躍されている大先輩方と共演させていただけたことが、とてもうれしいです。個人的に、ポッドキャスト役を演じる高山みなみさんのお声に、子どもの頃感じた刺激的な洋画体験の記憶がフィードバックして、思わず「そう、これこれ…!!」と言ってしまいました(笑)。そんなこともあって、自分が声優の一人として、みなみさん演じる少年と行動を共にするキャラクターを演じるのは不思議な世界だなと感じつつ(笑)…、本当に夢のような気持ちでした。とてもうれしかったです。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

川口春奈、高杉真宙「自分や家族、周りの人たちを大事にしようと思うきっかけになったらうれしいです」『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』【インタビュー】

映画2026年10月1日

 大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む

木戸大聖「悲しいと思っていてもそれを表情に出せないのが難しかったです」『沖晴くんの涙を殺して』【インタビュー】

映画2026年10月1日

 余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む

小瀧望「ファンの皆さまの声に応え続けたい」 舞台「ロックンロール」では「僕たちの芝居とともに、当時のロックミュージックも楽しんで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月30日

 小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む

佐津川愛美「酒井監督に惚れました(笑)」念願だった酒井麻衣監督との初タッグ『時給三〇〇円の死神』【インタビュー】

映画2026年9月30日

 10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#受験競争だけではない韓国の教育問題、「鉄槌教師」が問う教師の役割

2026年9月29日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

page top