「記憶にございません!」大ヒット当確 中井貴一“首相”も満面の笑み

2019年9月14日 / 10:15

総理大臣役を演じた中井貴一

 映画『記憶にございません!』の初日舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、三谷幸喜監督と出演者の中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市ほかが登壇した。

 配給の東宝によれば、本作は全国352スクリーンで封切られ、この日の動員と週末の座席予約状況を踏まえて、興行収入30億円を狙えることが推測できたという。

 史上最低の支持率2.3パーセントの総理大臣を演じた中井は「やっと皆さんの手に届く日がきた」と語り、「大ヒット当確」の看板に花をつけて満面の笑みを浮かべた。

 三谷監督作品には数多く出演しており、「映画は1回だけ見ればいいというルールはない。三谷さんの脚本は4回ぐらい見ると、いろいろなことが分かってくるんです」とリピーターを期待した。

 さらに「この映画を見たことを忘れてもらって構いません。周りに『記憶にございません』と言っていただけるだけで宣伝になります」と声を張り上げ、選挙演説さながらにアピールした。

 三谷監督は「僕は俳優が大好きで、いい形で映画に残したいというモチベーションで作っている。今回はいい形で出来上がった」と自信のほどを語った。

 そして「今日はうれしいことが三つあった。一つはいい形で初日を迎えられたこと。二つ目は宣伝で『VS嵐』に出て壁を上ったときに五十肩になったけれど、昨日針を打ってガッツポーズができるようになったこと。三つ目は去年の夏に撮影したことをほとんど忘れていた石田ゆり子さんが思い出してくれたことです」と、一気にまくし立てた。

 石田は「ちゃんと覚えていますよ」と釈明しつつ、「初めて三谷監督に声を掛けてもらえてうれしかった。ほぼ1シーン1カットで、これでいいのかと思っているうちに終わってしまう。力がないと出られない組でした」と満足げに振り返った。

 それでも「私、大丈夫でしたか?」と不安げな石田に対し、三谷監督は「日本を代表するコメディエンヌですよ」と太鼓判を押した。

(左から)佐藤浩市、石田ゆり子、中井貴一、ディーン・フジオカ、草刈正雄


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まさに『ノー・シェークスピア ノー・ライフ』というドラマだった」「最後はうるじい(井上順)もトニー(市原隼人)も楽しげに稽古していてよかった」

ドラマ2025年12月18日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、17日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総 … 続きを読む

「スクープのたまご」通報かスクープか…週刊誌記者が直面  「『週刊千石』はいいチーム」「人脈と信頼が大切」

ドラマ2025年12月17日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して“週刊誌の存在意義 … 続きを読む

「新東京水上警察」最終回、ラストの意味深な人影に考察合戦展開 「まさか黒木? 続編あるのか?」「続編は礼子が刑事に?」

ドラマ2025年12月17日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の最終話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛の狂気が爆発 「レイコの孤独が胸に刺さった」「復讐に成功してほしい」

ドラマ2025年12月17日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追い … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「また野木亜希子さんの脚本にやられた」「結局、生きていくことが最大のミッションなんだな」

ドラマ2025年12月17日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第9話(最終話)が、16日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は … 続きを読む

Willfriends

page top