エンターテインメント・ウェブマガジン
誰もが認める「絶世のブス」のウエディングプランナー・香澄(よしこ)が、“意識の高いB専”のイケメン上司・久世(速水もこみち)と、優しい仕事仲間のフラワーコーディネーター・武内(大野拓朗)との間で揺れ動く姿を描いた恋愛映画『Bの戦場』。本作で、映画初出演にして初主演を務めたガンバレルーヤ・よしこが、撮影時のエピソードや理想の結婚などを語ってくれた。
うれしかったのと緊張したのと、「絶世のブス」役と聞いて、役作りが難しいと思いました(笑)。原作を読んだ日の夜は、2人の男に取り合われるんだ…と興奮して眠れませんでした。
(並木道子)監督にどうしたらいいかを聞いたら、「そのままでいいよ」と言われましたが、香澄ちゃんが真っすぐで、仕事に対しても真面目なので、内面をきれいにして臨もうと思いました。演技で悩んだときは、並木監督が実際に演じて指導してくれましたが、女優みたいに、美人で正解の演技まで出してくるから、そのあとは自分が何をやっても納得できなかったです…。一番難しかったのは女の子っぽさを出すことで、ついガニ股になってしまったときは、もこみちさんを見て、女としての本能を呼び覚ましていました。
自分の結婚を諦めて、他人の幸せのために仕事を頑張っている部分は似ていると思います。私も好きな人の前だとボケるのが恥ずかしいから、芸人をしている限り結婚はできないと思います。だからこそ芸人として、いろんな人を笑わせて幸せにしたいです。
コントは広い劇場の中でやるし、お客さんとの距離も結構あるけど、映像の場合はカメラもマイクも照明も近く、40人ぐらいのスタッフさんが見ている中で自分が考えている演技をやらなければいけないので、リハーサルからすっごい緊張して慣れなかったです。肝っ玉が座っていないとできないので役者さんはすごいですね。尊敬します。
やってみたいです。殺人犯の役とか、朝ドラに興味があります。でもやっぱりイケメンと恋する役がいいかな。今回は公私混同ですけど、仕事を忘れてドキドキして、いい思い出になったので、また恋愛ものをやりたいです。
はい。お二人とも演じる役に似ているので、私も香澄ちゃんを通して、もこみちさんと大野さんに恋をして幸せでした。だから2人の間で揺れ動く感じは簡単に出せました。並木監督からも「今、キュンキュンしてたでしょ?」と言われるぐらい撮影中は素が出ています。芸人・よしこが2人の俳優に本気で恋をしたドキュメンタリー映画です。
久世さんは最初、香澄ちゃんのことを「ドブス」って言ってきて嫌なやつだけど、仕事ではさりげなくフォローしてくれるし、愛し方が真っすぐなので、だんだん私の母性があふれてきて、「もう、しょうがないな!」とのめり込んでいきました。武内さんはB専ではなく、普通に「かわいいよ」と言ってくれるので、その居心地のよさにキュンとしました。
ドラマ2025年8月16日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む
映画2025年8月15日
『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む
映画2025年8月14日
ラッセル・クロウとリアム・ヘムズワースが共演し、戦場で孤立した若手軍曹と、彼を後方から支援する無人戦闘機のベテラン操縦官の闘いを活写したサバイバルアクション『ランド・オブ・バッド』が8月15日から全国公開された。米海軍全面協力のもと、入念 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月11日
脚本家・演出家の山田能龍、いとうあさこによる劇団山田ジャパンの2025年9月公演「ドラマプランニング」にtimeleszの原嘉孝が出演する。 本作は、テレビ業界におけるドラマ制作現場を舞台とし、ほれ込んだ漫画の映像化で初のチーフ作品を担 … 続きを読む