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モンスターと人間が織り成す、笑って泣けるストーリーが人気を集め、大ヒットを飛ばしているアニメーション映画シリーズ『モンスター・ホテル』。第3弾となる『モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!』では、家族旅行で乗り込んだ豪華客船クルーズでの、ドラキュラとミステリアスな魅力を持つ船長エリカとの恋の行方が描かれる。同シリーズで、ドラキュラの娘メイヴィスの声を演じる川島海荷に、作品の見どころや声優としての成長ぶり、さらに女優としての今後の目標などを聞いた。
事前に2作目を見て、気持ちを思い出してから臨みました。やっていくうちに「あー、これ!」という感覚を覚えました。
ジョナサンと結婚して、デニスも生まれてお母さんになったので、母性が出せればいいなぁとは考えていました。1作目ではお父さんに反抗的で、自分しか見えていなかったけど、だんだん大人になって他人を思いやれたり、愛情が豊かになったりしているので、そういう変化が声に出ていたのかな。
ドラマで役としての経験はありますが、実体験はしていないので、毎回悩むというか、不思議な感覚になります。でも、自分が子どもの頃のお母さんを思い出したり、周りのお母さんを観察して参考にしたりしています。
慣れているというか、声に余裕があってコツをつかんでいることがわかりますよね。はまり役だと思います。
声優ってすごいなぁといつも感心させられます。怖い感じでおどかしたり、とろけるような甘い声になったり、緩急があってコロコロ変わるところは本当に圧倒されます。
モンスターのような普通ではない役で、非日常的な物語に入れることはワクワクするし、完成を見ても楽しめるので、いろんな体験を一気にできるところに引かれます。
声で表現をすることもそうだし、もともと決まっているキャラクターの動きに合わせなければいけないことは本当に難しいです。メイヴィスは意外に早口だから、そこも大変です。それから、アクションシーンでは躍動感を声に乗せることが難しいです。なので、格好よくはないですが、謎の動きをしながらアフレコをしています(笑)。
お父さんのことで悩んでいるときに、デニスとジョナサンの寝顔を見て、やっぱり家族っていとおしいという気持ちでうっとりするシーンがあるのですが、二つの真逆の感情を一度で表すことに最初は手こずりました。悩むことに集中してうっとり感が出なくて、何回かやり直しました。でも、仕上がりを見たら納得できるものになっていたのでよかったです。
お父さんとの言い合いのシーンは過去作にもあるので、いつもの感じだなと思いながらできました。
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