岡田准一「頭がクラクラする」 木村大作監督の絶賛に恐縮しきり

2018年8月27日 / 16:44

西島秀俊(左)と岡田准一

 映画『散り椿』の完成報告会見が27日、東京都内で行われ、出演者の岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、木村大作監督が出席した。

 本作は、直木賞作家・葉室麟氏の同名時代小説を映画化。日本を代表する映画撮影者である木村氏の監督第3作目になる。

 亡き妻のため、故郷の藩の不正を正そうとする侍を演じた岡田は「美しい本物の時代劇を作ろうと言ってくださった、生きる伝説である大作さんと日々戦うつもりだった。2カ月間、本当に斬り合っているかのようなしびれる現場でした」と撮影を振り返った。

 殺陣に関しては岡田が提案することも多かったという。木村監督は「殺陣師は年寄りが多いから口ばっかり。岡田さんは自分で見せられるから素晴らしい。俺は三通りぐらい見せてもらって、一つをチョイスするだけだった。殺陣をつけたのは全部、岡田さん」と明かした。

 さらに「殺陣はスピード。岡田さんは三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎よりも速い」とべた褒め。岡田は「すごい人の名前が出てきて、頭がクラクラする。どうしたらいいか分からない」と恐縮しきりだった。

 だが、クライマックスで岡田と対峙した西島が「1~2カ月練習してきた殺陣を、(撮影)当日の朝に変えてきたことがあった。さすがにその撮影はヒリヒリした。せめて、前日に言ってほしかった」と暴露。

 岡田はバツが悪そうにしながらも、「なんか予定調和かなと思って…。でも、先輩も2回流しましたよね。3回目でようやく『分かったよ』と言ってもらえたので、粘ってよかった」と釈明した。

 映画は、カナダで開催中のモントリオール世界映画祭のオープニングを飾り、コンペティションに選出されている。木村監督は「たばこが吸えない」ことを理由に現地には行かないそうだが、岡田が「大作さんの、この映画に対する愛、人生を、世界の方に感じていただきたい」と気持ちを代弁した。

 映画は9月28日から全国東宝系でロードショー。

(左から)木村大作監督、麻生久美子、西島秀俊、岡田准一、黒木華、池松壮亮


芸能ニュースNEWS

「9ボーダー」“コウタロウ”松下洸平の優しいキスに視聴者もん絶 「こんな人が居たらほれてしまうよ」「かわいくて好き過ぎる」

ドラマ2024年5月4日

 川口春奈が主演するドラマ「9ボーダー」(TBS系)の第3話が、3日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、19歳、29歳、39歳…各年代のラストイヤー“9ボーダー”の3姉妹がモヤり、焦りながら自分の生きる道を模索するヒューマンラ … 続きを読む

「季節のない街」「夫婦のことは他人には分からない」「クドカンさんが作るものの下敷きは落語なんだなあ」

ドラマ2024年5月4日

 企画・監督・脚本、宮藤官九郎氏によるドラマ「季節のない街」(テレビ東京系)の第五話「僕のワイフ」が、3日深夜に放送された。  本作は、黒澤明監督が『どですかでん』(70)として映画化したことでも知られる山本周五郎の同名小説をベースに、舞台 … 続きを読む

「Re:リベンジ」“海斗”赤楚衛二と“大友郁弥”錦戸亮の攻防劇が面白い 「“会長”笹野高史の不敵な笑みが怖い」「不気味で気になる」

ドラマ2024年5月3日

 赤楚衛二が主演するドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系)の第4話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  天堂海斗(赤楚)を5カ月間眠らせ、天堂記念病院の前理事長・天堂智信(光石研)を殺害した首謀者は、海斗の伯母 … 続きを読む

「ブルーモーメント」 “ハルカン”山下智久と“優吾”水上恒司のバディに胸熱 「信頼関係が築かれて行く描写が魅力的」

ドラマ2024年5月2日

 山下智久が主演するドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の第2話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、同名コミックが原作。 内閣府直属チームSDM(特別災害対策本部)気象班統括責任者・晴原柑九朗(通称ハルカン、山下 … 続きを読む

清原果耶が撮影秘話 『青春18×2 君へと続く道』5月3日(金)から全国公開

ドラマ2024年5月2日

 本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』を原作とし、藤井道人が脚本・監督を務め、台湾の人気スター、シュー・グァンハンが演じるジミーと、日本の若手実力派の清原果耶が演じるアミが、「日本×台湾」「1 … 続きを読む

Willfriends

page top