【インタビュー】『リメンバー・ミー』 石橋陽彩「家族より大切なものはないということが改めて分かりました」 松雪泰子「細部まで綿密に計算された映像なので、楽しんで演じました」

2018年3月14日 / 14:21

 先日、授賞式が行われたアカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞した話題作『リメンバー・ミー』が3月16日(金)から全国で公開される。本作は、メキシコのお祭り“死者の日”をモチーフに、ミュージシャンを夢見る少年ミゲルが、ひょんなことから迷い込んだ死者の国で繰り広げる冒険を通じて、家族の絆を描いた物語。日本版で主人公ミゲルの声を演じた石橋陽彩、ミゲルのひいひいおばあちゃんイメルダの声を演じた松雪泰子に映画の見どころ、アフレコの舞台裏などを聞いた。

石橋陽彩(左)と松雪泰子

-映画を見た感想をお聞かせください。

石橋 家族のことを描いた映画なので、ご先祖様を大切にしようと思いました。ひいひいおじいちゃんやひいひいおばあちゃんのことを思って、もう1回見たくなりました。

松雪 私もこうやって家族や血縁に守られてきたんだなと改めて感じました。家族の愛はやっぱり永遠です。母親としては、子どもには夢を持ってほしいと思いました。家族のおきてに背いても自分の信念を曲げずに夢をつかむことはすてきだと思う一方で、家族として守っていかなければならないものの大きさも同時に感じました。とてもよくできた、素晴らしい物語です。

-最も印象に残った場面は?

石橋 最後の方にミゲルとイメルダの重要なシーンがあるんです。そこは、家族の愛がまた一段と強くなり、家族より大切なものはないということが改めて分かるとても感動的なシーンなので、一番好きです。僕もおじいちゃんやおばあちゃんのことを思い出しました。

松雪 子孫が祭壇に写真を飾らないと、死者が2度目の死を迎えて消えてしまうという設定がすごいですよね。誰からも忘れられると存在したことすら消えてしまう…。自分もいつかそうなるときが来るのかなと、切なくなりました。日本にも先祖にお参りする風習がありますが、大事なことだと改めて感じました。

-お二人の声がとても素晴らしく、映画に引き込まれました。石橋くんは声優初挑戦だそうですが、演じてみた感想はいかがですか。

石橋 こんな大役を演じさせていただいて、本当に光栄です。最初は不安と緊張しかありませんでしたが、やっていくうちにミゲルの気持ちに近づけて演じられるようになりました。

-松雪さんはいかがでしょうか。

松雪 威厳があって力強い声で演じてほしいと言われたので、どのポジションの音を使っていくかということを、ディレクターと話しながら決めていきました。声の音圧やボリュームはもちろん、抑揚も含めた表現の中から威厳を出さなくてはいけないので、そのあたりを細かくコントロールしながらやっていきました。

-イメルダは死者の国の住人でガイコツという役ですが、普段のお芝居でガイコツを演じる機会はありませんよね。

松雪 そうですね(笑)。ただ、ガイコツとはいっても表情は豊かですし、心情がしっかり分かるように、映像が細部まで綿密に計算されています。そういう意味では、映像からも心情は読み取れるので、楽しんで演じました。

 
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