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2018年大河ドラマ「西郷(せご)どん」出演者発表会見が27日、東京都内で行われ、主人公・西郷吉之助(隆盛)役の鈴木亮平をはじめ、西郷家ゆかりの人々を演じる瑛太、黒木華、桜庭ななみ、渡部豪太、塚地武雅、風間杜夫、平田満、松坂慶子が出席した。
西郷の幼なじみの大久保一蔵(後の利通)を瑛太、西郷と同じ城下に住む武家の娘で3人目の妻となる岩山糸を黒木が演じるほか、西郷家の長女・琴を桜庭、次男・吉ニ郎を渡部、親子代々西郷家に仕える熊吉を塚地、西郷の父・吉兵衛を風間、母・満佐子を松坂、一蔵の父・次右衛門を平田がそれぞれ演じる。
鈴木は、西郷役が決まってから大久保利通役のキャスティングに注目していたそうで、「誰にも言っていなかったけど、瑛太くんだったらいいなと実は思っていました」と明かした。
2人は初共演で、驚く瑛太に鈴木は「この話を聞いた時にめぐり合わせのようなものを感じた。瑛太くんは僕に持っていない感性をたくさん持っている方というイメージ。違いがあるからこそ仲良くなり、対立していく様子を演じられるのでは」と語り、目を輝かせた。
2008年の大河ドラマ「篤姫」に出演経験のある瑛太は「俳優にとっても、ステップアップできる、一つ階段を登れたような記憶があります。今回は利通を演じて、俳優として次のステップに進みたい」と意気込みを語った。
鈴木との共演については「予定調和だけじゃない、お互い今まで培ってきたものをお芝居でぶつけられるような関係を築き上げていって、最終的に西南戦争まで。楽しみにしています」と期待を寄せた。
黒木は「大河は2回目なのですが、今回は3番目の奥さんなので最後まで生きられるだろうなと思っています。糸として、撮影が終わるまで亮平さんを愛し続けられれば」と笑顔を見せた。
また、風間、松坂、平田の3人は1982年の映画『蒲田行進曲』でメーンキャストを務めた。風間は「3人での共演は35年ぶりと分かりました。長く役者をやっているとこういうこともあるんだなと」と感慨深げに語った。