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石田三成に扮した山本耕史(写真右)
NHK大河ドラマ「真田丸」で、石田三成役を演じた山本耕史が16日、関ケ原合戦で三成が布陣した笹尾山で、三成という人物の魅力や、関ケ原合戦への熱い思いを語った。
約400年の時を経て、ゆかりの地に舞い降りてきた“石田三成”に、全国各地から集まった三成ファン、山本ファンら約2400人は興奮の渦に包まれた。
岐阜県と関ケ原町が、関ケ原古戦場の魅力をもっと知ってもらおうと企画した「関ケ原2016第3弾~石田三成~」の中のイベントの目玉の一つ。
この日、秋空に恵まれたイベント会場に、勇壮なほら貝の音をバックに、ちょんまげを結い三成の扮装で山本が登場すると、会場から「うぉー」「きゃ~」と歓声があがった。
司会の歴史タレント小栗さくらから、ドラマ「真田丸」の中で、関ケ原合戦の戦闘シーンがほとんど描かれなかったことについて感想を聞かれると、山本は「確かにほとんど描かれることなく、(関ケ原合戦シーンは)40秒とも言われています」と話すと、会場から笑いが起こった。
山本は「今回は、『真田丸』ということで、主役の真田信繁の心情に焦点を当てたと思う。合戦のシーンを描こうと思えば、どれだけでも膨らませることができたが、(それをしなかったのは)、三谷(幸喜)さんの斬新なところだ」と、“超高速関ケ原”に理解を示した。
武者姿の山本は「大河ドラマに出ている、そのままの姿はなかなか見る機会はないでしょう」と話すと、小栗は「1年間ずーっと番組を見続けてきたので、そのお姿には感慨深いものがある」と応じた。
すかさず、山本がドラマ中での三成の名せりふである「私は無駄が大嫌いだ」と、三成に成り切って言うと、会場から大きな拍手がわき起こった。
山本は今月末、40歳を迎える。三成も41歳でこの世を去った。同世代として、三成に言葉を掛けるとすれば、と聞かれると「たぶん、三成の41歳は数え年なので、同い年だと思うんですよ。今の自分の年齢で、日本を動かす立場にいて、命を懸けて、時代と向き合って…」と話している最中に、マイクの音声が突然、切れるというハプニングがあった。
マイクの調子が戻ると、山本は「今、なんか、降りてきましたね。それ以上、(三成が俺のことを)言うなということなのかな」と、音声不調のアクシデントを切り抜けた。
この1年間、三成を演じてきた山本に、三成のかっこよさを聞くと、「なにごとにも流されず、自分の思うままに生きたところ」を挙げた。
また、「三成と(自分が)似ているというわけではないけれど…。ただ、僕は、あえて嫌われようとすることはないけれど、いろんな人に好かれようとは思わなくても良いと思うんですよ。みんなに好かれようと思うと、自分を見失うことがあるから」と、三成のキャラクターに自分の性格がダブるのではないか、と自己分析をしてみせた。
トークイベント終了後は、関ケ原合戦絵巻2016「全軍武者行列」と称し、山本が三成に、岐阜県の古田肇知事が徳川家康にそれぞれ扮(ふん)し、馬にまたがって笹尾山から陣場野公園までの武者行列を披露した。道ばたの観光客らから「三成さーん」などと大きな声が掛けられると、山本は手を振りながら、笑顔で応えていた。
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