松田龍平「大きなガがぶつかってきた時は死ぬかと思った」 『ジヌよさらば~』初日舞台あいさつ

2015年4月4日 / 13:41

 (左から)松尾スズキ監督、二階堂ふみ、松田龍平、阿部サダヲ、西田敏行

 映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の初日舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者の松田龍平、阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキ監督が出席した。

 本作は“お金恐怖症”になってしまった元銀行マン(松田)が過疎化の進む小さな寒村“かむろば村”で1円も使わずに生きていく様子を描く。

 劇中で、金に触れて失神するシーンを何度も演じた松田は「言葉では伝わりにくい動きは松尾さん自身が動いて見せてくれるのですが、松尾さんの動きって本当に特殊。“こうやって”と言われても“できないっす”みたいなことばっかりで…」と明かした。

 それでも「自分なりに(演出の意図を)くみ取ってやらせてもらった」と語った松田に、松尾監督は「いかにもコメディーをやりそうな人がああいうことをやっても面白くない。普段ああいう動きを全くしそうにない松田くんがやることに意義がある」とこだわりを語った。

 また、本作の内容にちなみ“どうしても苦手なもの”を聞かれた松田は「虫。ゲジゲジとかムカデとかガが苦手」と回答。「夜の撮影だと、でっかいライトをつけてその前で待機したりするけど、顔ぐらいの大きさのガがガンガンぶつかってきた時は本当に死ぬかと思った」と語った。

 阿部も「僕もガが苦手。一回耳の中に入って何時間も取れなかった。最終的にお母さんに取ってもらたったけどあれは苦しかった。高2の冬だったかな。泣いちゃったんですよ」と告白した。


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