映画『花とアリス殺人事件』の完成披露上映会舞台あいさつが12日、東京都内で行われ、声優を務めた蒼井優、鈴木杏と岩井俊二監督が出席した。
本作は、2004年に公開された『花とアリス』の前日譚となる、アリス(蒼井)と花(鈴木)の出会いのエピソードをオリジナルストーリーで描くアニメーション映画。
11年ぶりに同役を演じた蒼井は「ある日急に岩井さんから“『花とアリス』のアニメの声優よろしく”とメールが来て、とてもさらっとオファーを頂いて、録音ブースに入ってからやっと実感が湧いたぐらい」と苦笑交じりに明かした。
一方、鈴木は「こうやってまた花とアリスに再会できて、今もこうやって3人で並べて、毎日頑張って生きてきてよかったなと思います。ご褒美みたい」と喜んだ。
実写映画の撮影当時は同じ高校の先輩後輩の間柄だった2人。2歳年上の蒼井は「2人でお昼ご飯を食べて学校を早退して、一緒に電車に乗って撮影現場に行きました。その後もずっとずっと友達で家族みたいな関係。今では杏のいない人生は考えられない」と振り返った。
続けて「杏はあのころからとても有名な女優さんで、私はそうでもなくてもっと山猿みたいだった。本当に対極の2人だったからこんなに仲良くなれたんだと思います」と笑わせた。
映画は2月20日から新宿バルト9ほか全国ロードショー。