「第６９回 毎日映画コンクール」表彰式が１０日、神奈川県川崎市で行われ、男優助演賞を受賞した俳優の伊藤英明が登壇した。
林業を題材とした『ＷＯＯＤ ＪＯＢ！～神去なあなあ日常～』の演技で同賞を受賞した伊藤は、壇上で「内心では飛び上るほどうれしいのですが、会場の空気にただただ恐縮するばかりです」と緊張気味にあいさつ。
劇中ではワイルドな山男を熱演したが「この役を演じられたことがとても大きな経験となりました。僕が今日ここに立てるのは、たくさんの人の努力の上にあることを忘れずに、喜びをかみしめたいと思います」と感謝の言葉述べた。
表彰式後の囲み取材では「緊張し過ぎて壇上での記憶が無い。ただ手と足が同じにならないように気を付けました」と照れ笑い。
「こういう賞とは自分は無縁だと思っていた。自分が歴史のあるこの賞にふさわしいのか今でも信じられなくて…」と驚きを隠せない様子だったが、「俳優人生も変わった？」という質問には「去年結婚もしましたし、こうやってめでたい賞を頂いて（一緒に）喜んでくれる人が増えたというのはすごくうれしいです」と喜びをかみしめた。
俳優として今後は「どんな役が来ても監督の期待に応えられるように…。痩せる役？ 大丈夫ですよ。体は作れます」と気合十分。代表作『海猿』に続き今回は“山猿”に扮（ふん）したが「次回作は？」という問い掛けに「川ですかね？」と笑わせた。