山田洋次監督新作はナガサキ舞台の『母と暮せば』  吉永小百合と二宮和也が親子役で共演

2014年12月17日 / 19:19

 (左から)山田洋次監督、吉永小百合、黒木華

 山田洋次監督の新作『母と暮せば』の製作発表記者会見が17日、東京都内で行われ、山田監督と出演者の吉永小百合、二宮和也(嵐)、黒木華ほかが出席した。

 本作は、ヒロシマ、沖縄、ナガサキをテーマにした「戦後命の三部作」の完成を晩年の課題にしていた故・井上ひさしさんの遺志を継いで山田監督が映画化。長崎に原爆が落とされてから3年後を舞台に、原爆で亡くなった息子(二宮)と母親(吉永)との親子愛を中心に描かれる。

 山田監督は「50年を超える年月、たくさんの映画を作ってきましたが、この年になってこういう企画に巡り合えるのは不思議な縁というか運命のようなものすら感じています。必ずやいいものに仕上げなければいけない。頑張ってやり遂げようという思いでいっぱいです」と熱い意気込みを語った。

 吉永は「また山田組に、山田学校に帰ってくることができてとてもうれしく思っています。二宮さんと親子ということで、全国の二宮さんファンからにらまれてしまいそうな気もしますが、いい親子を演じたい」と笑顔を見せた。二宮も「全国の吉永さんファンににらまれないように気を付けたいと思っています。よろしくお願いします」と返し、笑わせる一幕も。

 また、二宮は「すごく緊張しています。(嵐から)一人で映画に出ていく経験はこれまで何回かありますが、それとはまたひと味違う形になるかと思います」と神妙な面持ち。「ここに呼ばれた意味、ここに座っている意味を自分なりに問い詰めながら監督の指導の下、吉永さんと共演することでの呼吸も含め、随時対応できるように今からいろいろなものを吸収していきたい」と力強く語っていた。

 映画は2015年12月12日から全国ロードショー。


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