北野武、「この人と2人なら恥ずかしくない」 ティム・バートン監督と「サムライ賞」を受賞

2014年11月1日 / 14:06

「SAMURAI賞」を受賞した北野武監督(左)とティム・バートン監督 (c)2014 TIFF

 第27回「東京国際映画祭」のクロージングセレモニーが10月31日、東京・六本木ヒルズで行われ、今年から新設された「SAMURAI賞」を受賞した北野武監督とティム・バートン監督が登壇した。

 トロフィーを受け取った北野監督は「賞金も何も出ない。第1回に出たような気もするけど、初めのころはあまりにも情けない映画祭で、人をバッタ扱いした緑のカーペットだった」と毒舌で会場を沸かせた。

 受賞については「1人は嫌だと言ったらティム・バートンさんを連れてくると。『シザーハンズ』でショックを受けた、とてもビッグな監督なので、この人と2人ならまぁ恥ずかしくないかなと、受けることにしました」とジョーク交じりにコメントした。

 また「最近、お笑いとかテレビでもちょっと内心ムズムズしている。もしかするとそれは脱皮するというか、セミが急に違うトンボになって飛んでいくような気がしていて。この賞がそのきっかけになれば。本当に感謝しています」と喜びを語った。

 北野監督のコメントを笑顔で聞いていたバートン監督は「この賞を偉大な北野武監督と一緒に受賞できたことは非常に名誉なこと。日本は私の大好きな怪獣を生んだ国。本当に光栄」と大喜びだった。

 


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