芥川賞受賞小説を森田剛主演で初舞台化 初の二役を演じタンゴも披露

2014年6月23日 / 18:43

 藤沢周氏の芥川賞受賞小説『ブエノスアイレス午前零時』がパルコ・プロデュース公演として初舞台化されることが分かった。主演はV6の森田剛が務め、演出は行定勲氏、脚本は蓬莱竜太氏が手掛ける。

 本作は、雪国の温泉街のホテルを舞台に、そこで働く孤独な青年カザマ(森田)と社交ダンスツアー客の盲目の老嬢の運命的な出会いを描く。

 森田は「このたびは行定さん、蓬莱さんとこの作品でご一緒できることを、とても光栄に思っております」と喜び「今回の作品では初めて二役にチャレンジすることになり、二つの世界をうまく演じ分けられるよう稽古に励みたいと思います。劇中でお見せするタンゴにも注目していただけると…。劇場でお待ちしておりますので、 見に来てください」と呼び掛けた。

 行定氏は森田との初タッグについて「以前からご一緒してみたかった森田剛さんに引き受けてもらえると聞いて喜んでいます。社会からドロップアウトした等身大の男をどんなたたずまいで演じるのか。そして、素晴らしい身体能力を持つ彼が情熱的なタンゴをどんなふうに踊るのか今から楽しみでなりません」と期待を寄せた。

 舞台は11月28日~12月21日に都内、新国立劇場・中劇場、12月26日~29日に大阪、シアターBRAVA!で上演予定。


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