森田剛が15歳の少年役を演じる 「“彼女”のために頑張る」

2014年4月4日 / 18:52

 舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」の公開舞台稽古が4日、東京都内で行われ、稽古後に出演者の森田剛、入江雅人、小島聖、演出の鈴木裕美氏が取材に応じた。

 本作は、全世界で1千万部を超えるベストセラーとなったマーク・ハッドンの小説を舞台化。父親と二人で暮らすアスペルガー症候群の15歳の少年・幸人(ユキト)が、近所の飼い犬が殺された事件の真犯人捜しのため、日常から一歩踏み出した“冒険”に出る姿を描く。

 森田は「稽古が大変だったので“やっと幕が開くな”といううれしい気持ち。毎回緊張感がある舞台なので、1回1回が勝負。すごく勇気のある気持ちのいい舞台なので多くの方に見に来てほしい」とアピールした。

 今回森田が演じるのは他人とのコミュニケーションは苦手だが、記憶力は抜群で数学と物理に飛び抜けた才能を持つという難しい役どころ。

 「長い数式のせりふを覚えるのは大変だった」という森田だが「意外と幸人は前向きというかわがままで、結構やりたいようにやっているので大変なのは周り」といい、役作りの苦労についても「自分の幼少期にも周りにそういう人はいたし、自分にもみんなにも当てはまるものがあるのでそんなに病気について悩むことはなかった。裕美さんの演出通りに役作りを進められた」と振り返った。

 15歳の少年という部分については「年齢を考えると無理。自分は今35歳なので生きてきた経験を役に落とし込んで表現した」と語った。報道陣の「客席からは15歳に見えた」という声に「良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 また「数学や勉強は得意な方だった?」と尋ねられると「僕はそういうのをやりたくなくて芸能界に入ったので。まさかここでそういう勉強をするとは。もっとちゃんと勉強しとけば良かったなと思うところはある」と語り、苦笑いを浮かべた。「この舞台をきっかけに勉強したくなった?」という問いには「もう、いいっすね」と即答し、会場の笑いを誘った。

 会見の終盤には“動きの読めない”あるキャストも登壇。森田が「舞台裏でもコミュニケーションを取るようにした」と明かすと、鈴木氏も「『“彼女”のために頑張る』って言ってたよね」とさりげなく指摘。森田は「そうですね。それほど大事な存在です」と意味深に語った。

 最後に「(V6の)メンバーが見に来てくれたらうれしい」と話した森田。「井ノ原(快彦)くんから楽屋にハンモックが贈られてきて、結構デカくて要らないな~と思ったけど、せっかくもらったので使っています。休憩中にそこで寝ろということかな」と笑った。

 舞台は4日~20日、都内・世田谷パブリックシアターで上演。


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