X


錦織一清、つかこうへいの名作を演出 「“サビ抜きのすし”になるのは嫌だった」

 女性警官を演じる黒谷友香

 舞台「熱海殺人事件」の公開舞台稽古が12日、東京都内で行われ、演出・出演の錦織一清、出演者の戸塚祥太(A.B.C-Z)、黒谷友香、逆木圭一郎が取材に応じた。

 本作は、劇作家の故つかこうへい氏の代表的作品。今回は錦織が部長刑事・木村伝兵衛を演じながら演出も担当。戸塚は恋人を殺した大山金太郎を演じる。

 錦織は「演出をやることで、この作品と初めて向き合った気がする。出演していたときは、自分はつかさんに甘えっ放しだった。つかさんは苦労して舞台を作っていたんだなとしみじみ感じる」とコメント。また「久しぶりに“つか芝居”のせりふをしゃべると、つかさんが生き返ったような感じがする」と感慨深げに語った。

 “錦織バージョン”の見せ場について問われると「“つかさんだったらここでこういうことを考えたかな”ということを追い掛けながら作った。僕の付け足したところが際立つのでなく(舞台に)うまく溶け込んでいたらいいなと思う」と答えた。

 一方、戸塚は「錦織さんと同じ舞台に立てることがすっごくうれしくて眠れなかった。次の日に遠足を控えた小学生のような気持ちで3日前から“始まるぞ~!”と心が高ぶって。とにかく楽しみ」と気合十分。錦織の演出については「とことん楽しいし真面目。すべてが振り切っていて、全部詰まっている感じ」と興奮気味に語った。

 また、黒谷と逆木から“楽しい演出ぶり”を明かされた錦織は「言われ過ぎですね」と照れ笑いを浮かべ「つかさんの演出における“ふざけ方”は僕よりずっと面白かったし、僕はニュアンス程度」と謙遜しながらも「“サビ抜きのすし”みたいになるのが嫌だった。なんかピリッとした遊び方も大切にしました」と思いを語った。

 先日、少年隊の東山紀之に第2子が誕生したことから「錦織さんは恋の話はまだ遠そう?」の質問も。錦織は「まだどっかに(相手が)いるかもしれないですからね。まだ分からないですから」と煙に巻いた。

 舞台は12日~21日、都内・サンシャイン劇場、26日~28日、京都四條 南座で上演。

芸能ニュースNEWS

「ブルーモーメント」 “ハルカン”山下智久と“優吾”水上恒司のバディに胸熱 「ハルカンと雲田の過去が悲しい」

ドラマ2024年5月2日

 山下智久が主演するドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の第2話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、同名コミックが原作。 内閣府直属チームSDM(特別災害対策本部)気象班統括責任者・晴原柑九朗(通称ハルカン、山下 … 続きを読む

清原果耶が撮影秘話 『青春18×2 君へと続く道』5月3日(金)から全国公開

ドラマ2024年5月2日

 本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』を原作とし、藤井道人が脚本・監督を務め、台湾の人気スター、シュー・グァンハンが演じるジミーと、日本の若手実力派の清原果耶が演じるアミが、「日本×台湾」「1 … 続きを読む

氷川きよし、2年ぶりの劇場コンサートツアー決定 10月に福岡から全国4都市で開催

2024年5月1日

 2022年末より歌手活動を一旦休止していた氷川きよしが、10月から「氷川きよし25周年記念劇場コンサートツアー」を開催することを発表した。  2000年「箱根八里の半次郎」でデビュー以来、多くのファンを魅了し続けてきた氷川。22年には、6 … 続きを読む

「お迎え渋谷くん」“渋谷大海”を演じる京本大我が「漫画の中の人間みたい」 “大崎”宮近海斗との直接対決にも注目集まる

ドラマ2024年5月1日

 京本大我が主演するドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、30日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、蜜野まこと氏の同名漫画が原作。恋をしたことがない売れっ子俳優・渋谷大海(京本)が、保育士の青田愛花(田 … 続きを読む

「Destiny」“真樹”亀梨和也の“12年越しのバニラアイス”に反響集まる 「ずっと覚えていたんだね」「泣いちゃったよ」

ドラマ2024年5月1日

 石原さとみが主演するドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の第4話が、30日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、主人公の検事・西村奏(石原)が、学生時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)と12年ぶりに再会を果たしたことで青春時代 … 続きを読む