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故・つかこうへいさんの人気舞台「熱海殺人事件」の制作発表記者会見が30日、東京都内で行われ、演出・主演する少年隊の錦織一清ほかが出席した。
本作は、つかさんが24歳で書き上げ、翌年岸田國士戯曲賞を受賞した代表作。その後、「モンテカルロ・イリュージョン」、「売春捜査官」、「ザ・ロンゲスト・スプリング」、「サイコパス」、「平壌から来た女刑事」と時代背景に合わせて内容を変え、異なる役者が長きにわたって演じてきた。
舞台「蒲田行進曲」に出演した際につかさんと出会い、慕ってきたという錦織は「亡くなってしまった時に、もう二度とつかさんのお芝居をやることはないんだろうなって思ってた。今回は「『お前思い切ってやってこい』とつかさんが背中を押してくれたのかなと僕の中で思っております」としみじみと語った。
錦織は、演出家としてつかさんから「舞台がつまらなくても役者のせいにするな、お前のせいだ」と教えられたといい、「今後つまらなかったら責任は自分で全部背負い込もうと思っています」とキッパリ。さらに「稽古が終わった後もダメ出しはするなっていうのが鉄則でした」とつかさんの遺志をしっかり継いでいる。
舞台では、もっともオーソドックスな脚本を基に、2013年度版の「熱海殺人事件」を錦織流に組み立てていく。「多分そっくりそのまま模倣することが一番怒られるんじゃないかと」と苦笑しつつ、「追い付くことなんか到底できないと分かっていますが、思い切って開き直りの気持ちで頑張っていきたいと思います」と固い決意を明かした。
これまでたびたびつか作品に出演してきた黒谷友香は「また、つか先生の作品に参加できるとは、先生が亡くなってから思ってなかった。今頃つか先生も喜んでいると思う」と笑顔で語り、「私もつか先生から『俺は将来錦織に演出をさせたいんだ』って言葉を聞いているので、こういう流れになるべくしてなったんだなと思っています」と錦織の演出に期待を寄せた。
A.B.C-Zの戸塚祥太は、錦織が「とっつーとはかなりお芝居をさせていただいてる。ものすごくお芝居が好きって分かってるから、とっつーに関しては安心してます」と信頼を寄せる後輩。戸塚も「プレッシャーしかないけど絶対やりたい。ハードルを越えたい。できる自分になりたい」とやる気をみなぎらせる。
さらに戸塚は「錦織さんの演出を受けたとき、1カ月錦織さんと過ごして舞台に立てる自分になっていた。また新しい自分を見つけたいです」と振り返り、「体力しかないんで、体力だけでいきたいと思います」と自信をのぞかせた。
舞台は7月12日から21日まで東京都内池袋のサンシャイン劇場、26日から28日まで京都 南座で上演。
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