阿部サダヲが刀を手に大立ち回り 舞台「八犬伝」で個性派俳優がそろい踏み

2013年3月9日 / 14:59

 舞台「八犬伝」の公開舞台稽古が7日、東京都内で行われ、出演者の阿部サダヲ、瀬戸康史、津田寛治、中村倫也、二階堂ふみ、田辺誠一らが登壇した。

 本作は、江戸時代に滝沢馬琴が著した『南総里見八犬伝』を新たに舞台化。戦国時代、安房国里見家の再興のために集まった8人の若者が数奇な運命に導かれる姿を描く。

 普段はコミカルな演技が多い阿部だが、刀を手に大立ち回りをする姿は圧巻。稽古で苦労したことを聞かれると「殺陣です!! 本当にキツイけど、こんなに体を動かすことはないので楽しかった」と答え、殺陣に懸ける熱意をうかがわせた。

 一方、瀬戸は「殺陣はもちろんですが、役作りが大変でした、ようやく役と作品がつかめてきて本番に臨むので、すごく楽しみです」、田辺は「八犬士が集まっていく醍醐味(だいごみ)、彼らが目的に向かって突き進む姿、その先に待ち受けている何か。原作とは違う、新しい八犬伝を楽しんでいただきたいです」とそれぞれ見どころを語った。

 舞台は8日~31日、都内のBunkamuraシアターコクーンで上演。4月4日~10日は大阪、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、4月13日~14日は愛知、刈谷市総合文化センター大ホールで上演。


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