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(前列左から)三谷幸喜氏、渡辺徹、段田安則、小日向文世、吉田羊、風間杜夫、小林勝也、(後列左から)秋元才加、小林隆、新妻聖子、シルビア・グラブ、今井朋彦、平岳大
パルコ・プロデュース公演「国民の映画」の初日開幕直前会見&公開フォトコールが7日、東京都内で行われ、出演者の小日向文世、段田安則、渡辺徹、秋元才加、風間杜夫、演出の三谷幸喜氏ほかが登壇した。
本舞台は、2012年に数々の演劇賞を受賞した三谷作品を再演。1940年代の独ベルリンを舞台に、政治に翻弄(ほんろう)される映画人とナチス高官たちとの間で繰り広げられる一夜のドラマを描く。
前回に続き、宣伝大臣ゲッベルスを演じる小日向は「(初演時は)せりふが多いためプレッシャーが大きくてとにかく大変だった」と振り返り「今回はせりふが体にしみ込んできている実感がある。新しいメンバーも加わり、前回よりも全体的に深く作り上げられていると思う」と語った。
また新進女優エルザ役で“三谷ファミリー入り”を果たした秋元は「光栄です。1回1回を大切に“新進女優”として躍進できるように頑張ります」と役柄に掛けて意気込みを語った。
稽古場の様子については「皆さん和気あいあいとされているのに、稽古が始まると(スイッチの)オンが入る瞬間がハッキリしている。すごく勉強になります」と語り、笑顔を見せた。
またゲッベルスの愛人という設定のため、劇中では小日向との際どいシーンがある秋元。三谷氏は「これだけのベテラン勢に囲まれてナーバスになっているかと思って『大丈夫ですか?』と声を掛けたら『全然(緊張)しませんでした』とかわいげのない返事が返ってきた」と明かし「大物女優の風格が出ている」と褒めた。
舞台は8日~3月9日、都内・PARCO劇場、3月中旬から4月上旬まで大阪、愛知、福岡で公演予定。
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