「不適切にもほどがある!」「昭和を小ばかにするドラマかと思っていたら逆だった」「市郎の『こんな未来のために頑張って働いてきたわけじゃない』って言葉がずっと頭から離れない」

2024年1月27日 / 12:16

(C)TBS

 阿部サダヲが主演する「不適切にもほどがある!」(TBS系)の第1話が、26日に放送された。

 本作は、中学校の体育教師・小川市郎(阿部)が、ひょんなことから1986年から2024年へタイムスリップし、昭和の駄目おやじの「不適切」発言が令和の停滞した空気をかき回す、意識低い系のタイムスリップコメディー。脚本は宮藤官九郎。(*以下、ネタバレあり)

 1986年。小川市郎は、“愛のむち”と称した厳しい指導をするのが当たり前な昭和の体育教師。野球部の顧問も務め、生徒たちからは「地獄のオガワ」と恐れられていた。その一方、家では男手一つで17歳の一人娘・純子(河合優実)を育て、娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。

 ある日、市郎は、いつものようにたばこを吸いながらバスで帰宅中、ついウトウトしてしまう。目を覚ました市郎は、2024年にタイムスリップしていた。何とか見つけたなじみの喫茶店に飛び込み、事態が飲み込めないまま動揺した市郎はカウンターにいた犬島渚(仲里依紗)のビールを勝手に飲み干し、口論になってしまう。

 一方、1986年の同日、純子は向坂キヨシ(坂元愛登)から突然告白されていた。キヨシは、社会学者である母・サカエ(吉田羊)と共に令和から昭和にタイムスリップしてきた中学生。純子は“ムッチ先輩”こと秋津睦実(磯村勇斗)にひそかに思いを寄せているにもかかわらず、キヨシを家に連れ込もうとするが…。

 放送終了後、SNS上には、「面白過ぎた。クドカンワールド健在だった。あー笑った笑った」「現代への割り切れない思いが、激烈なエンタメに昇華されていて感動した」「現代への異議を唱えるドラマ。来週も楽しみ」「昭和と令和、両方を知ってる身としては懐かしくて笑える。どちらの時代にも一長一短ある」「昭和を小ばかにするドラマかと思っていたら逆だった。令和のおかしなとこをズバッと指摘するドラマ」「市郎の『こんな未来のために頑張って働いてきたわけじゃない』って言葉がずっと頭から離れない」といった声が上がった。

 また、途中でミュージカル風になったことについても、「ミュージカルに持っていくのは予想がつかなかった」「磯村勇斗さんが、すごく練習したと言っていた歌がうまかった。まさかミュージカル風とは…」「せりふにしたら説教くさいと言われるからミュージカル風にして柔らかくしている。来週も楽しみ」など、好意的に捉えたコメントが多かった。


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