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「どうする家康」新キャスト7人を発表 佐藤隆太、ムロツヨシ演じる秀吉の弟・秀長役

「どうする家康」の新キャスト7人 (C)NHK

 嵐の松本潤が主演する、NHK大河ドラマ「どうする家康」の新キャスト7人が15日、発表された。佐藤隆太、和久井映見、高畑淳子、山田真歩、淵上泰史、深水元基、中村七之助が出演する。

 佐藤が演じるのは、豊臣秀吉(ムロツヨシ)の弟・豊臣秀長。秀吉が心を許す、数少ない理解者。幼少のころから兄を慕い、大きな夢の実現に熱意を傾ける。知略策略にも長け、屈託のない笑顔と人好きのする物腰で、兄と一緒にうまく人を丸め込む。

 大河ドラマ3回目の出演となる佐藤は「時に暴走する秀吉をいさめ続け、兄の天下取りに貢献した弟ということで、責任重大だなと。作品の中で秀長の功績が常にクローズアップされることはなくとも、この弟あっての…という兄弟間の呼吸を作れればと思います」と意気込みを語った。

 ムロとの共演については、「ある日の撮影で、縁側で秀吉と秀長が並んで座って話をしているシーンがあったのですが、その映像をチェックしながら、ムロさんとどちらからともなく『この2人の背中、空気感、なんかいいね』と話していました。そんな、凸凹兄弟の掛け合いをぜひ楽しみにしていただければ」と語った。

 和久井が演じるのは、秀吉が深い愛と信頼を寄せる妻の寧々。秀吉の出世を陰に日向に支える、正妻にして恋女房。「北政所」とも称される。

 大河5度目の出演となる和久井は「これまでたくさんの方が演じられてきた寧々さま。戦国の世、秀吉ともきちんと会話、やりとりのできる女性というイメージを持っていました。私はどんなふうに演じ、存在できるのか。今から緊張しております」とコメントを寄せた。

 4度目の大河となる高畑が演じるのは、“天下人の母にはなりたくなかった”秀吉の母・仲。尾張の農民出身だが、今は「大政所」と呼ばれている。人質として徳川家に送られるなど、息子のとどまるところを知らない欲望に振り回され、あきれるばかり。

 高畑は「この時代の女性は、男性に振り回されていますね。仲は、何が起こっているのか、よく分からないまま、あれよあれよと大政所に! しかし勘のいい人で、何かしらの不安を予知しているようです。何もかも受け入れるしかない人。この時代の人、女性はみんなそうかもしれないですが、全てを享受して生きていく人を演じられたらと思います」と語った。

 山田が演じるのは、秀吉の野望に振り回される妹の旭。家康を屈服させたい兄・秀吉の思惑で夫と離縁させられ、人質として家康の下へ嫁ぎ、正妻となる。

 これが大河初出演となる山田は「戦乱の時代に窮地に立たされた一人の女性が、武力ではなく、何で戦おうとしたのかを、旭姫を演じながら一緒に深く感じ取りたいと思っています」と語った。

 この他、石田三成を七之助、三成と対立していく福島正則を深水、豊臣家の名将・加藤清正を淵上が演じる。

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