松田龍平、実家暮らしの40歳のひきこもり役 ゲームをしながらのポテチ生活は「めちゃめちゃ幸せでした」

2023年5月24日 / 06:33

沖田修一監督(左)と松田龍平 (C)エンタメOVO

 WOWOW「連続ドラマW 0.5の男」完成報告会が23日、東京都内で行われ、主演の松田龍平と沖田修一監督が登壇した。

 本作は、実家暮らしの40歳のひきこもり男・雅治(松田)が、家の建て替えをきっかけに、妹家族と2.5世帯住宅に住むことになり、暮らしが一変。いや応なしに家族のゴタゴタに巻き込まれていくが、少しずつ新しい自分になっていく物語。

 映画『モヒカン故郷に帰る』(16)以来、沖田監督とは7年ぶりの仕事となった松田。

 本作のオファーが来たときの気持ちを問われると、「とうとう来たかという感じ。久々に沖田さんと一緒にできるうれしい気持ちと、その反面『モヒカン』がめちゃめちゃいい映画で、いい気持ちにさせてもらったので、今回はどういうアプローチができるかなと、撮影前からドキドキしていました」と語った。

 沖田監督も「同じ気持ち。『モヒカン』を撮り終わった後に、松田さんとは『またすぐやりましょう』といいながら、いつの間にか7年もたってしまった。間はだいぶ空いたけど、松田さんとまた一緒にできるチャンスがきたので、僕も心して、どんなことをしようかなと思いながら臨みました」と語った。

 自室に引きこもり、オンラインゲームにいそしむ日々を送る雅治について、松田は「撮影に入る前に割と長い間、雅治のような暮らしをしていて、というのは冗談ですが。ゲームをしながらずっとポテチを食べるみたいな生活をしていて、これは役作りだと思いながら、めちゃめちゃ幸せでした。念願がかなったというか、先の心配をしないで、幸せという名のぬるま湯に漬かっていました」と明かして笑わせた。

 撮影現場では、おいの蓮を演じた子役の加藤矢紘とよく遊んだという松田は「ワチャワチャしながら囲碁もしました。囲碁は分からないから、おはじきみたいにして遊んでいたら、結構蓮が本気になって、楽しかったです」とエピソードも語った。

 最後に松田は「40歳のひきこもりがゆっくり成長する物語です。ゆっくりなんだけど、すごい大きな一歩を踏み出している。その一歩があるのとないのとでは、だいぶ違ってくるので、そういう意味でもドラマになっていると思います」とアピールした。

 ドラマは5月28日午後10時から放送配信スタート(全5話)。


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