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『ファミリア』完成披露上映会の登壇者たち (C)エンタメOVO
映画『ファミリア』完成披露上映会が22日、東京都内で行われ、出演者の役所広司、吉沢亮、サガエルカス、成島出監督ほかが登壇した。
本作は、国籍や育った環境、話す言葉などの違いを超えて、大切な人たちと共に生きていきたいと願う人々の姿を描く。
山里に暮らす陶器職人の誠治を役所、赴任先のアルジェリアで出会った女性との結婚が決まった息子の学を吉沢が演じた。
役所とは初共演の吉沢は「すごくうれしかったです。いつかはご一緒させていただきたいと思っていた方。物語の素晴らしさはもちろん、役所さんとお芝居ができるということも、この作品への参加を決める重要な要素の一つでした」と明かした。
実際に、役所から「たくさん学ばせていただいた」と吉沢。具体的には、「役としてのたたずまい。本当にその場に、役の人間が存在している。焼き物職人としての、この人の日常がこれなんだという、説得力がすさまじくて…。すごかったです」とコメント。
これには役所も「立派な息子です。お父さんのことをこんなに褒めてくれて」と照れ笑いを浮かべた。
劇中では、2人が一緒にろくろを回すシーンも登場する。役所は「僕は結構時間をかけて苦労しながらろくろの練習をしたのですが。吉沢くんは大河ドラマ(『晴天を衝け』)であまりが練習できなかったのに、意外と達者にやるので、『おかしいな、何でそんなにできるんだ』という話をしました」とエピソードを披露。
吉沢は「(自分も)大変でした。少ない時間でしたが、先生方に教えてもらいながら頑張ってやりました」と笑った。
そんな父子と交流する在日ブラジル人の若者・マルコスを演じたサガエルカスは、これが演技初挑戦。劇中では、激しく感情を吐き出す場面があった。
「練習でもずっとうまくできなくて困っていた。でも、いざ本番で、役所さんを目の前にしてやってみたら、自然とシーンの気持ちに入って涙が出てきた。役所さんの力ってすごいんだなと感じました」と語った。
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