映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』製作報告イベントが21日、東京都内で行われ、出演者の山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、本郷奏多、蓮佛美沙子、渡邊圭祐、水石亜飛夢、舘ひろし、山本耕史、栗山千明、佐藤隆太、内野聖陽と曽利文彦監督が登壇した。
本作は、荒川弘氏の人気漫画を実写映画化。2017年12月に公開された『鋼の錬金術師』の続編となる今回は、二部作で原作の最終話までを描き切る完結編となっている。
前作から約4年が経過。主人公・エドを演じた山田は「続編の製作を聞いたときは、ようやくできるんだな、とうれしかったです。僕は4年間、作品に対しての思いは途切れることはなかったので、『いつでもいけます』みたいな感覚のまま、クランクインを迎えることができました」と語った。
「前作よりパワーアップしたところ」を尋ねられたディーンは「山ちゃん(山田)の肩回りがパワーアップしましたね」と答えた。
これを聞いた山田は「この現場、本当に“筋肉ばか”しかいなくて。ディーンさんも“ディーン塾”みたいなのを開いていましたもんね」と明かした。
現場には懸垂マシーンやダンベルが常備されていたという。本田が「(休憩所の)お茶を飲む所にも大きなプロテインが置いてあるんですよ」と明かすと、蓮佛も「待機中にスタジオの外に出ると『ウゥ~ン』と、誰かが筋トレをしている声が聞こえていました」と笑いながら振り返った。
エドと対峙(たいじ)するスカー役の新田真剣佑は、仕事の都合で会見を欠席、ビデオメッセージを寄せた。
山田は「マッケンは、体が大きいので威圧感もあったし、スカーのクールな感じがよく出ていた。でも実際の彼はスカーと全然違くって意外とチャーミング。オフの時間はお菓子を食べながら『山田くん、これおいしいね』って。切り替えがすごい方です」とその印象を語った。
前編『復讐者スカー』は5月20日、後編『最後の錬成』は6月24日から公開。