NHK連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが24日、東京都内の同局で行われ、4月9日に最終回を迎える「カムカムエヴリバディ」の3代目ヒロイン・川栄李奈と、4月11日にスタートする「ちむどんどん」のヒロイン・黒島結菜が出席した。
撮影を振り返った川栄は「苦しかったことよりも、楽しかったことばかりが浮かびます。皆で一つのことを一緒に作り上げられたことが本当に楽しくて、今でも鮮明に覚えています。クランクアップした瞬間、涙が止まらなくなってしまった私を優しく受け止めてくださったスタッフ皆さんの温かさが心に染みました」とコメント。
そして「最終週は、えっと驚くような怒濤(どとう)の展開です。本当に素晴らしい作品になっておりますので、ぜひ最後まで見届けていただき、翌週からは『ちむどんどん』をご覧いただければと思います」と呼び掛けた。
黒島は「1日1日があっという間で、毎日楽しく撮影しています。『ちむどんどん』は沖縄の家族の物語で、温かく楽しいドラマになっているので、『カムカムエヴリバディ』からバトンを受け取って、このままいい流れでスタートできたらいいなと思います」と語った。
互いへの質問で、黒島から「忙しい撮影中に楽しみだったこと」を尋ねられた川栄は「食事のシーンに出てくるご飯がとてもおいしくて元気が出ました。昼休憩の前に朝食を囲むシーンがあると、残り物をスタッフさんがお昼用にとまとめてくださるんです。普段の大月家の食事は質素ですが、クリスマスなどのシーンではチキンが出てきました。ちょっと豪華になるのがうれしかったです」と語った。
一方、川栄から「ドラマ内で印象に残っている料理」を尋ねられた黒島は「自分たちで手打ちをした沖縄そばを食べるシーンがあって、それがとてもおいしかったです」とほほ笑んだ。
恒例のプレゼント交換では、川栄が、「御菓子司『たちばな』特製の和菓子」を、黒島が「シークワーサーの木で作ったウッドボウル」をそれぞれ手渡した。