舞台「千と千尋の神隠し」初日記念会見が3日、東京都内で行われ、出演者の橋本環奈、上白石萌音、夏木マリ、朴璐美が登壇した。
本作は、宮崎駿監督の同名映画を舞台化。世界初演となる今回の上演は、演出をジョン・ケアード氏が担当し、主人公の千尋を橋本と上白石がWキャストで演じる。映画で湯婆婆の声を担当した夏木が、舞台でも同じ役を演じることも話題となっている。
2月29日にプレビュー公演、2日に初日公演を終えた橋本は「この作品のお話を頂いたときから幕が上がることを楽しみにしていました。これからどんどん成長して、いい舞台にしていけたらと思っています」とあいさつ。
一方、この会見後に初日を迎える上白石は「プレビュー公演、昨日の初日よりも、さらにいいものをお届けするためにカンパニー一丸となって頑張っているところです」と思いを語った。
7月までの長期公演となることから、「体力維持の方法」を聞かれると、上白石は「熱いお風呂に入ること」と答え、橋本は「特にやっていないですが、至って健康です」と話した。
これを聞いた上白石が「この人は、ストレッチもしない。ちゃんとストレッチはして」と頼むと、橋本は「アキレス腱だけは伸ばします」と返して苦笑いを浮かべた。
最後に、今後の公演に向けて、橋本は「最後まで必死に千尋として生きて走り抜けたいと思います」と語った。
上白石は「世の中、いろいろなことが起きていて、不安や恐ろしい気持ちになることも多いと思いますが、劇場にいる3時間だけはいろいろなことを忘れて楽しんでいただけるように、私たちも夢中になって全員で走り抜けたいと思います」と語った。
舞台は、29日まで都内・帝国劇場ほか、大阪、福岡、北海道、愛知で上演。