映画『余命10年』のメーキング写真が解禁に 小松菜奈&坂口健太郎、約1年をかけた撮影に臨む姿

2021年11月20日 / 06:54

小松菜奈(左)と藤井道人監督 (C)2022 映画「余命10 年」製作委員会

 小松菜奈と坂口健太郎がW主演する映画『余命10年』(2022年春公開)のメーキング写真が解禁された。

 本作は、切な過ぎる恋愛小説としてSNSなどで反響が広がった小坂流加氏の同名小説を映画化。

 数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、生きることに執着しないために恋はしないと心に決めた高林茉莉(小松)と、生きる意味を見失い自暴自棄になった真部和人(坂口)が出会うことから物語は大きく展開していく。

 監督は『新聞記者』(19)の藤井道人氏。脚本を岡田惠和氏と渡邉真子氏が担当する。

 ヒロインと同じく余命10年を生きた小坂氏は、本作の文庫化を待たずして亡くなっており、小松は著者の遺した思いを引き継ぎながら茉莉を演じる。

 今回、解禁となったのは、小松と坂口に寄り添いながら演出をする藤井監督と、四季の移り変わりとともに、約1年をかけた撮影に臨む2人の姿を収めたメーキング写真。

 本作で、2人の初共演が実現した背景には「小松さんと坂口くんのコンビを単純に観客として見てみたかった」という藤井監督の希望があったという。

 藤井監督は「小松さんは言葉がなくても、物悲しさやうれしさだったり、立っているだけで感情が伝わる俳優さんだなとずっと思っていて、いつかご一緒したいと思っていました。坂口くんは顔がタイプだったんです。彼の柔らかさって、自分が描きたい作品のトーンにすごく合っていて、都会に漂っている一人の青年みたいな弱さというか、はかなさがちゃんと感じられたんです」と語った。

 


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