上白石萌音が初代ヒロインの安子を演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。橘家の長男で安子の兄・橘算太(たちばな・さんた)を演じる濱田岳からインタビューコメントが届いた。
濱田演じる算太は、家業である和菓子屋の修行を始めるも、全く興味が持てず、何度も父・金太(甲本雅裕)と衝突するという役どころ。
出演が決まった当初の心境を聞かれた濱田は「NHK大阪には、2017年に放送された連続テレビ小説『わろてんか』への出演で初めて来ました。そのときに、渋谷のNHKとは違う、大阪でしか作れない雰囲気があるんだと知って、その皆さんとまた“朝ドラ”でご一緒できるということが、素直にうれしかったです」と振り返った。
当初は、13歳から自分が演じることは、提示されていなかったという。濱田は「ヒロインの幼少期は子役が演じるのが朝ドラの定番だから、算太もそうだろうなと思っていました。しかし安子ちゃんだけが子役で、13歳の算太は僕でした。むちゃぶりのような気がしましたけど…」と笑った。
上白石の印象を問われると、「萌音ちゃんは、パブリックイメージ通りのかわいらしい方で、遠くから『お兄ちゃん!』と呼んでくれるので、キュンキュンしています。スタッフの皆さんからも、よく『本当の兄妹っぽい』と言われますが、僕はむしろ母性というか懐の広さを感じます。何か困らせがい、裏切りがいがあるんですよね。懐の広さに甘えたくなっちゃうっていうことなのかな」と語った。
最後に視聴者に向けて、「朝ドラらしさ、温かさ、家族の物語という要素はあるのですが、こんなに早い展開で進んでいく朝ドラは新しいと思います。このスピード感やお話の展開を、僕自身がすごく楽しく感じているので、皆さんにも楽しんでもらえたらうれしいです」と話した。