映画『水上のフライト』完成報告イベントが２１日、東京都内で行われ、出演者の中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦と兼重淳監督が登壇した。
本作は、事故で歩けなくなった失意のヒロイン（中条）が、パラカヌーとの出会いを通して希望を取り戻していく姿を描いたヒューマンドラマ。
本作でカヌーに初挑戦した中条は、みるみる上達して周囲を驚かせたという。「たった１日で、初心者でひっくり返らずに乗りこなすことができたのは、芸能界では中条さんか武井壮さんだけ」というエピソードが紹介されると、中条は「私もタンクトップを着ようかな」と、うれしそうにほほ笑んだ。
カヌーのコーチ役を演じた小澤の印象を尋ねられた中条は「いつも楽しいお話をしてくださって、現場のムードメーカーでした。子どもたちにも大人気で、『やっぱり“世界の小澤さんの息子さんは違うな』って思いました」と、父で指揮者の小澤征爾氏を引き合いに出した。
これには小澤も「上げてるのか、下げてるのか、分からない。俺はどうしたらいいんだ。もっと言って！」と照れ笑いを浮かべると、中条は「世界が見えました」と返して笑わせた。
また、小澤は「僕は僕なりに場を盛り上げようと、ピエロになったわけですが、やっぱり計算は天然には勝てません…」と、杉野の“天然ぶり”に圧倒されたことを告白。
これを聞いた杉野は「ありがとうございます。小澤さんとは、会ったその日から仲良くさせてもらった。親友かなと思った」と語って会場を盛り上げた。
映画は１１月１３日から公開。