映画『浅田家!』の初日舞台あいさつが2日、東京都内で行われ、出演者の二宮和也(嵐)、黒木華、風吹ジュン、平田満、妻夫木聡、原案となった写真集を手掛けた浅田政志氏、中野量太監督が登壇した。
本作は、家族を撮り続けた浅田氏と、彼を支え続けた“家族”の実話を映画化したもの。
コロナ禍により、無観客のイベントが続いていたが、この日は、約130人の観客を前に舞台あいさつを実施。さらに、全国150館の劇場への生中継も行われた。
主演の二宮は「こうして舞台あいさつができて本当によかったです。全国の皆さんにこうやって登壇者が出てきてあいさつする姿をお見せすること自体が、久々なんじゃないかと思います。動き出したな、という感覚がすごくあります」と話した。
また、「劇中でグッときたシーン」について尋ねられると、「お母さんに殴られるシーンが、浅田家を一番象徴していて、いいシーンだなと思います。一見普通の家族と逆転しているように見えるけど、でもそれが不思議とフィットしていて、温かさを感じるシーンで、浅田家らしいな、と思いました」と答えた。
妻夫木は「少女が父親の写っている写真を探すシーンがグッときました。僕も最近アルバムを見返す機会がありましたが、父があまり写っていなくて、理由は映画と同じだと思うのですが、そこで父親の愛情に初めて気付くことができました」と回答した。
兄弟役で初共演した二宮の印象については、「本当に人たらしで、人との間に壁を作らず、常に自由に羽ばたいているような人なので、一緒にいるとこちらまで感情豊かになりました」と笑顔で振り返った。