今月19日にジャニーズ事務所を退所した手越祐也が23日、東京都内で会見を行い、これまでの経緯と今後の展望について語った。
手越は「5、6年前から心のどこかで、退所というか、“男としてもっとチャレンジしたいな”というのは正直あった」と明かした。
退所の理由については「メンバーや事務所との間に、問題やトラブルがあったということはない」と強調しつつ、「男・手越祐也、32歳として、もう1回、ジャニーズというものに甘えずに、もうワンステップ、ステップアップする勝負をしたかった」と語った。
今後については、「こだわりを持ってきた歌は、主軸として続けていく」とし、SNS上での発信や、その他の活動にも力を入れていくと説明。「いつ死ぬか分からないからこそ、今死んでも満足できる、楽しかったな、という人生を歩もうというのが僕のモットー」などと熱く語った。
また「NEWSは、今年3月から、ツアーの集大成となる『STORY』をスタートさせるはずだった。僕はこの『STORY』という、NEWSがファンと大切に作ってきた4部作を終えたタイミングで退所しようと思っていた」と告白。
事務所にも、今年3月にその旨を伝え、メンバー3人にはライブの公開稽古の後に、楽屋で自身の意向を伝えたという。
手越は「3人は『手越の夢も分かるけど、俺らは手越と一緒にやっていきたい』と熱い言葉を掛けてくれた。感謝しかないし、愛を感じた。でも、ここで勝負しないと。きっと『STORY』が終わったら、NEWSはまた新しいチャレンジが始まる。そのチャレンジに片足を突っ込んでから辞めるというのは、メンバーにもファンにも迷惑が掛かると思った」と振り返った。
その後、新型コロナウイルスの影響で「STORY」は公演延期となり、中止が決定した。手越は「思い残すことは正直、たくさんある。僕は、今でも、事務所もNEWSのことも大好き。メンバーのことも、本当に家族で戦友だと思っている。やはり春まで準備をしてきた『STORY』は絶対に完走したいと思っていたので…」と語った。