森田剛「せりふを覚える作業は受験勉強みたい」 「机に向かってとにかく読む」

2019年11月28日 / 14:22

フォーチュンを演じる森田剛

 PARCO PRODUCE 2020「FORTUNE」制作発表会見が28日、東京都内で行われ、出演者の森田剛、吉岡里帆、田畑智子ほかが登壇した。

 本作は、イギリスの劇作家サイモン・スティーブンスがゲーテの代表作「ファウスト」を、現代のロンドンを舞台に置き換えた演劇作品。

 主人公のフォーチュンを演じる森田は、スティーブンスの戯曲舞台への出演は「夜中に犬に起こった奇妙な事件」に次いで2度目となる。

 スティーブンスの戯曲の印象を聞かれると、「びっくりしたのはせりふの量。前回もそうだったんですが、(せりふが多いことを)忘れちゃってたんです」と苦笑いを浮かべた。そして、その膨大なせりふを覚えるために「机に向かってとにかく読む」と話し、「受験勉強みたいな感じです」と嘆いて笑いを誘った。

 さらに、森田は「(前回)サイモンの戯曲をやらせてもらって、そのとき、ものすごく苦労したんです。そこにまた飛び込むのは勇気が要ることでしたが、僕にとってもチャレンジになるし、刺激のある舞台となるので、ぜひやりたいと思いました」とオファーを受けた当時を振り返り、「皆さんが感じたことのない、見たこともないような舞台が見られると思います」とアピールした。

 また、恋人や財産、名誉などを手に入れるために、フォーチュンが悪魔と契約を結ぶという本作にちなんで、「悪魔と契約したいか」と聞かれた森田は、それについては否定し、「僕は、普段の生活で何げない幸せを発見できている自分が幸せだと思うし、普段窮屈な生活をしていても、舞台という自由に解放できる場があるので幸せ」と語った。

 舞台は2020年1月13日~2月2日、都内・東京芸術劇場 プレイハウスほかで上演。

(左から)鶴見辰吾、田畑智子、森田剛、吉岡里帆、根岸季衣


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