吉岡里帆『見えない目撃者』に自信 ハワイ映画祭に出品「反応楽しみ」

2019年9月21日 / 11:08

視力を失った元警察官を演じた吉岡里帆

 映画『見えない目撃者』の初日舞台あいさつが20日、東京都内で行われ、出演の吉岡里帆、高杉真宙、浅香航大、田口トモロヲと森淳一監督が登壇した。

 本作は、吉岡演じる視力を失った元警察官が“目撃”した、連続猟奇殺人事件の謎に迫るR15指定(15歳未満入場不可)のスリラー映画。吉岡は、満員の客席を見渡し「目頭にくるものがあります」と感激の表情を見せ、「製作チーム一同がむき出しになって携わり、攻めて攻めて作り上げた作品です」と出来栄えに自信をのぞかせた。

 吉岡の「目」となりコンビを組んだ高杉は、「この映画に挑戦したこと自体が攻めだった。出来上がった作品を見たら笑っちゃうくらいビックリした」と満足げに振り返った。刑事役の浅香も、「最後の20分は、せきもできないほどの緊張感で、内容を知っていてもTシャツが汗でびっしょりになった」と強調した。

 捜査の中心となる刑事を演じた田口は、「ストーリー展開とリアリティある描写は、テレビではアウト。死体が本当にグロテスクで、監督がこだわった繊細な演出がすごい」と絶賛。すると吉岡が、「だから、映画館に来て良かったと思えるパワーのある映画なんです」と応じた。

 本作は、11月7~17日に開催されるハワイ国際映画祭への出品が決定。吉岡は、「映画でしかできない表現に、世界の人からどんな反応が返ってくるか楽しみ」と期待を寄せていた。

舞台あいさつに登壇した(左から)田口トモロヲ、吉岡里帆、高杉真宙、浅香航大


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