浜辺美波、腹黒アイドル役に共通点なし 子どもから無視され「寂しくてつらかった」

2019年7月25日 / 15:36

会見に出席した浜辺美波、東出昌大

 NHK総合の特集ドラマ「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~」の第1話試写会と会見が25日、東京都内で行われ、出演者の浜辺美波、東出昌大ほかが出席した。

 本ドラマの主人公は、“一日署長”として赴いた警察署でなぜかいつも殺人事件に遭遇するなかなか売れないアイドル・黒薔薇純子(浜辺)。天敵である警視庁捜査一課の東堂刑事(東出)との凸凹コンビにより、たった一日で難事件を解決していく推理ドラマを描く。

 役作りについて浜辺は「ただ腹黒いっていうだけじゃなく残念なところがあって、売れない理由が皆さんに分かっていただけるようなおばかな感じが出たらいいなと思いました」と振り返り、“なかなか売れない、ちょっと腹黒いアイドル”という役柄との「共通点はございません」と苦笑。アイドルならではの自己紹介シーンは撮影の1、2時間前に急きょせりふや振りが決定したといい、「イラッとした?」との問いにも「6行くらいあって、長くてびっくりしました。ありがたいせりふでした」と謙虚な回答に終始して笑わせた。

 マスコットとイベントに出るシーンでは“売れないアイドル”のため、「『みんな、こんにちは』って言うけど無視される役。子どもたちが容赦なく無視してきたのでなんだか寂しくてつらい感じだったのは覚えています……」と撮影を振り返った。

 女優・浜辺美波としては体験しないような設定での体当たりの芝居に、コンビを組んだ東出は「僕より10歳以上も年下だけど、この歳で女優さんとして完成している」と絶賛。「かわいさや天真らんまんさだけじゃなく、固い意志、たぎるようなものがあるからキャリアが積んでいけるんだと思う」と褒めたたえていた。

 ドラマは8月13日~15日の午後10時から、3夜連続でオンエア。


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