エンターテインメント・ウェブマガジン
高橋克実(左)と瀬戸康史
NHK土曜ドラマ「デジタル・タトゥー」第1回の試写会が16日、東京都内で行われ、出演者の高橋克実、瀬戸康史が会見に出席した。
「デジタル・タトゥー」は、インターネットに疎い50代のヤメ検(元検事)弁護士・岩井堅太郎(高橋)と、動画サイトで荒稼ぎする20代のユーチューバー・タイガ(瀬戸)がバディを組み、デジタル・タトゥーに苦しむ人々と向き合い、救い出す姿を描くサスペンス。
タイトルにもなっている「デジタル・タトゥー」とは、ネット上に拡散された誹謗中傷、個人情報などを後から消すことが難しいことから、刺青=タトゥーになぞらえて表現した言葉。
このタイトルについて高橋は、スマホやタブレットなどのITツールをほとんど使わないと言いながらも、「一見今っぽい感じがしますが、われわれ世代が考える名前だなと。デジタルというのは、今の人たちには当たり前。アナログの人が『デジタルって、すごく新しいな』というふうに付けた感じが満載なタイトル」と鋭い突っ込み。
逆に瀬戸は「僕はおそらくデジタル世代だと思いますが…」と前置きしつつ、「このタイトルを聞いた時、かっこいいなと思ってしまった。もしかしたら、アナログもかじっているのかも」と、高橋と世代が逆転したかのような反応を見せた。
さらに、ネットを中心としたコミュニケーションについては、まず瀬戸が「ネットが頻繁に使われるようになって、そこだけのつながりになってしまった。人が心と心でつながらないから、誤解が生まれたり、ギクシャクしたりするんだなと改めて感じた。そういう窮屈な世の中でどう戦っていくのかが、テーマの一つ」と本作を通じて得た教訓を披露。
続いて高橋も瀬戸の意見に同調し、「謝ったりするとき、字面だけではあまり伝わらない。時間を作って会った方が、解決が早いのではないか。伝えるスピードは早いが、物事が余計ややこしくなる。早いし便利だが、果たして本当に便利なのかと演じていて思った」とネット社会に疑問を呈した。
ドラマについては「サスペンス要素もありつつ、勇気をもらえる作品になっている」(瀬戸)、「幅広い世代が見られるような配慮がされている。ぜひ、我々の世代の人にも見ていただければ」(高橋)とアピールした。
土曜ドラマ「デジタル・タトゥー」は5月18日(土)よりNHK総合にて放送スタート(連続5回)。
ドラマ2025年12月20日
timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の最終話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む
ドラマ2025年12月18日
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、17日に放送された。 脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総 … 続きを読む
ドラマ2025年12月17日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して“週刊誌の存在意義 … 続きを読む
ドラマ2025年12月17日
佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の最終話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む
ドラマ2025年12月17日
齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追い … 続きを読む