北川景子、野木亜紀子脚本で初の記者役 「マスメディアの情報には必ず偏りがある」

2018年10月11日 / 17:29

ネットメディアの女性記者を演じる北川景子

 NHK土曜ドラマ「フェイクニュース」の試写会が11日、東京都内で行われ、主演の北川景子、脚本家の野木亜紀子氏ほかが出席した。

 ヒットドラマ「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ」(いずれもTBS系)などの脚本家・野木氏が手掛ける本作。ネット上に氾濫する「フェイクニュース」を切り口に、大手新聞社からネットメディアに出向してきた東雲樹(北川)が、事実を追い求め、孤軍奮闘する姿を描いた社会派エンターテインメントとなっている。

 北川は、記者役に初挑戦。「私はこの世界に入って15年ぐらい。記事に取り上げてもらうことはあっても、書く側の気持ちはあまり考えたことがなかった。記者といっても人それぞれ。女性だったら結構カジュアルな方もいればスーツの方もいる。スタンスや質問の切り口も本当に人によって違う。基本的には野木先生が書かれた東雲樹というキャラクターを大切にしようと思いながらやっていました」と振り返った。また、「樹はつらい過去を乗り越えてきた人物。精神的な強さ、我慢強さ、思慮深さを描きたいと思いながら演じていました」と話した。

 「本作を通してネットニュースに対して考え方が変わったか?」という質問には、「この作品をやったから変わったということは特にない。私自身、非常に慎重な性格でマスメディアの情報には必ず偏りがあると認識している人間です」と答えた北川。「同じ事柄や事件を取り扱っていても、報じるスタンスや切り込む角度がメディアによって必ず変わってくる。幼い頃から、目にした情報をうのみにしないことと、聞き比べや見比べをしてみて取捨選択することが大事だと、ずっと思ってきた」といい「日頃から自分が感じていたことを、作品を通じて皆さんに投げかけられるのが良かった」と語り、ほほえんだ。

 ドラマはNHK総合で10月20日に前編、10月27日に後編を、それぞれ午後9時から放送。


芸能ニュースNEWS

「わたしの宝物」“宏樹”田中圭のラストの決断に賛否の声 「驚いた」「モラハラをみじんも反省しないのはどうなの」

ドラマ2024年11月22日

 松本若菜が主演するドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)がの第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪 … 続きを読む

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

Willfriends

page top