「リョーマアイアン発表会」が28日、東京都内で行われ、ビートたけしと木村拓哉が出席した。
「リョーマゴルフ」は、これまでブランドアンバサダーを務めてきたたけしに加え、新製品の特徴でもある「まっすぐブレない」「キレのある美しさ」を体現できる人物として木村をアンバサダーに起用した。
新CMで木村と共演したたけしは「リョーマも随分、もうかったな。いきなりキムタクを呼んでくるとはすさまじいね」といつもの“たけし節”で笑わせた。
CM「道」篇では、何もない一本道で対峙(たいじ)するたけしと木村の様子が描かれる。たけしが「どいてくんねぇか」と挑発するも、木村は「真っすぐ行くと決めたんで」と一言。どちらが引くか、明らかにならないままシーンは終了する。
木村は「もちろん撮影前に頂いた絵コンテで、(内容の)想像はしていたのですが、スタジオでたけしさんと対峙する一本道のセットを見たときは、緊張しました」と語り、苦笑いを浮かべた。
たけしの「どいてくんねぇか」というせりふには「結構しびれた」といい、「『真っすぐ行くと決めたんで』という言葉(せりふ)が用意されていたので良かった。普通だったら絶対にどきます」と強調し、笑いを誘った。
一方、たけしも、緊迫した撮影を楽しんだようで、「俺の『アウトレイジ』のワンシーンみたいだった」とコメント。「映画だったら、さっさとどいてやるんだけど “曲がらない”というのがアイアンの売りですから。俺が曲がってもCMにならないので、にらみ合って終わるという、なかなかうまい演出で、(撮影は)簡単に終わりました」とマイペースに語り、笑わせた。
ゴルフには「とあるきっかけによってドハマリした」という木村。1回300球打つほど、猛練習をしたこともあるそうで、「いつか、たけしさんとラウンドができたら。機会があれば、ぜひお願いしたい」と呼び掛けたが、たけしは「2人でやろうというと、あのうるさい(明石家)さんまが出てくるので。うるさくてしょうがない」とボヤき交じりに応じた。