映画『名探偵コナン ゼロの執行人』公開アフレコイベントが２０日、東京都内で行われ、ゲスト声優を務める上戸彩と博多大吉が出席した。
４月からＮＨＫ情報番組「あさイチ」で司会を務める大吉は、マイクを握って登場すると「春から番組司会をするということで『少しでも練習させていただきたい』と言ったところ要望が通りまして…」と本イベントで進行役を担当することを発表し、「拙い司会ですが一生懸命やらせていただきます」と語った。
そんな大吉を「緊張しません？」と優しく見守った上戸。大吉は「思った以上のカメラフラッシュにビビりましたが、上戸さんが登場してからのフラッシュが（自分の）倍以上。おかげさまで緊張も解けました」と明かした。
劇中では、裁判官を目指していた司法修習生・羽場二三一（はば・ふみかず）を演じたが、「最終的には編集が加わりボーカロイドの声になっていると思います」と冗談めかして、笑わせた。
一方、弁護士・橘境子の声を演じた上戸は、１２年前に本人役でテレビアニメに登場している。“２度目の参加”に「プレッシャーよりもうれしかったです。同じ作品に携われる奇跡というか、もう一度私を起用してくださったスタッフの方にも感謝です」と喜んだ。
ところが、当時のアフレコの記憶が「全くない」と告白。「また一から境子という役を、恥ずかしがらずに思い切ってやらせていただきました」と語った。
また「最初から全力投球でやったら声が潰れてしまった」と現場でのエピソードも披露した上戸。そんな上戸は「２時間ちょっとで収録を終えた」そうだが、上戸よりせりふが少ない大吉は「ショックです。僕は３時間みっちりかかりました。どんだけ駄目なんだ…」とがっくりと肩を落とした。
さらに、コナンくんのむちゃ振りにより、福山雅治が歌う同作の主題歌「零－ＺＥＲＯ－」を歌うこととなった大吉。「僕は日本で一番歌が下手な芸人なんですよ」と断りを入れながらも、「こうなったら何でもやりますよ」と開き直って堂々と歌唱。上戸から「甘い声がすてきでした」と褒められると、「フォローありがとうございます」と苦笑した。
映画は４月１３日から全国東宝系でロードショー。