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奔放な母親役を演じた草刈民代
映画『月と雷』の完成披露試写会が13日、東京都内で行われ、出演者の初音映莉子、高良健吾、草刈民代、藤井武美、木場勝己、安藤尋監督が登壇した。
本作は、『八日目の蝉』『紙の月』などで知られる角田光代氏の長編小説を映画化。幼少の時に母が家出をし、“普通の家庭”を知らずに大人になった泰子(初音)の前に、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人の息子・智(高良)が現れる。
周防正行監督の妻である草刈は「主人の映画以外はなかなか出していただくチャンスがなかったのですが、安藤監督に声を掛けていただいて、周防監督以外の作品に(実写では)初めて出演させていただくことができました」と笑顔で報告した。劇中では智の母親で、世話してくれる男を渡り歩く自由奔放な直子を演じる。直子は昼間から酒を飲み、タバコをふかすような女性で、「取材でも『こういう汚れ役をやるのに、ちゅうちょはなかったのですか?』と聞かれました。私は汚れ役だと思って受けたつもりはなかったんですが…」と苦笑い。「新聞などにも“汚しメーク”なんて書かれましたが、汚してないんですよ! そんなにひどく見えたのかな…?とちょっと傷つきました」と笑わせた。
「自分の素の部分が見えてしまうと失敗だと思って、それが見えないように工夫しながら演じていた」という草刈。「かえって今までやった役とはかけ離れた役のように見えたのなら、それは良かったのかな」と話した。
安藤監督は「直子は映画の風景を背負うような、存在感が非常に重要な役。それを100%やっていただけたのが草刈さんだった」と熱演に感謝。高良も、草刈の印象について「とにかくかっこいい。ずっと体を使い体と向き合ってきた人なので、体の動きなどもすごく勉強になりました」と尊敬の眼差しを向けていた。
映画は10月7日から公開。

(左から)木場勝己、初音映莉子、草刈民代、高良健吾、藤井武美、安藤尋監督
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