高良健吾「こういう時だからこそ舞台に立ちたい」 地元熊本への思いを胸に舞台あいさつ

2016年4月16日 / 17:16

「本当は不安なので…」と心境を吐露した高良健吾

 映画『蜜のあわれ』の大ヒット御礼舞台あいさつが16日、東京都内で行われ、出演者の大杉漣、高良健吾と石井岳龍監督が出席した。

 舞台あいさつの冒頭、石井監督が熊本地震について切り出した。「熊本と縁の深い高良くんも、心配だと思いますが来てくれました。これからの推移を見守り、何ができるかをしっかり見守っていきたいと思います」と語った。

 大杉は午前中に高良と話したという。「大変なことが今現在も続いていますが、『高良くんはどうする』と聞いたら、『こういう時だからこそ舞台に立ちたい』と彼は力強く言いました。僕が言わなきゃいけない言葉を高良くんからもらって、背中を押してもらうような形で今日来ました」と話し、固い決意の上で出席したことを明かした。

 スーツ姿で登壇した高良は「今日は見に来てくださってありがとうございます。確かに自分の地元が地震で大変なことになっています。だからといってこの舞台に立たないという選択はない」と言葉をかみしめるように語り「こちらでしかできないこともあるし、あちらでしかできないこともある。自分は今与えられた仕事がここ。短い間ですが楽しんでいってください」と気丈に語った。

 その後は、共演作も多い大杉と高良が撮影現場でのエピソードを披露し、互いの強固な信頼関係も明かした。報道陣向けの写真撮影後には大杉が高良に耳打ちし、「映画のために写真を撮っていただいて結構です。今日はそういう日だったんだと思います。高良くんも快く引き受けてくれました」と集まった観客にも写真撮影を勧めた。

 最後に高良は「映画の舞台あいさつなので映画のことだけで終わりたいけど、本当は不安なので…」と心境を吐露し、「こうして写真を撮ってくださった方は、少しでも熊本のことを気に掛けてくれたり、ちょっと何か思ってくれるだけでいいので。それをしてくれるとうれしいです」と呼び掛けた。

(左から)石井岳龍監督、大杉漣、高良健吾

(左から)石井岳龍監督、大杉漣、高良健吾


芸能ニュースNEWS

長尾謙杜&山田杏奈がW主演 映画『恋に至る病』大ヒット御礼舞台挨拶

映画2025年11月6日

 映画『恋に至る病』大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日、東京都内で行われ、W主演の長尾謙杜(なにわ男子)& 山田杏奈が登壇した。  本作は、TikTokで200万回再生を超える大反響を呼んだ作家・斜線堂有紀氏による衝撃の恋愛小説を映画化。内気 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「三谷幸喜さんの描く喜劇は恐ろしい」「井上順ここにあり。ペーソスあふれる芝居を見せてくれた」

ドラマ2025年11月6日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第6話が、5日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

「スクープのたまご」週刊誌記者への罵倒シーンに反響 美容師の言葉が「正論で苦しい」「さすが文春」

ドラマ2025年11月5日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」殺人事件の黒幕に“新堂”竹財輝之助が浮上 「竹財輝之助さん、またクズ野郎役」「全部がつながって面白い」

ドラマ2025年11月5日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「じゃあつく」“ミナト”青木柚の衝撃発言に「扱いが難しい」の声 「“勝男”竹内涼真が便器に挟まれる姿がシュール過ぎて爆笑」

ドラマ2025年11月5日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

Willfriends

page top